レビュー
» 2006年01月13日 14時28分 UPDATE

レビュー:24ミリからの広角レンズを搭載した高倍率機――コダック「P880」 (1/4)

コダックのKodak EasyShare P880 Zoomは、レンズズーム域が最大の特徴。特に35ミリ換算で24ミリからの広角域はクセも少なく使いやすい。屋内の狭い場所はもちろん、風景写真でも楽しく撮影できる。

[市原達也,ITmedia]

 コダックのKodak EasyShare P880 Zoom(以下、P880)は広角レンズ35ミリ換算で24ミリというかなり広角なレンズを搭載している。コンパクトタイプのデジタルカメラの場合、多くの製品が広角側で35〜38ミリ、広角をウリにしている製品でも28ミリからが一般的だ。たった4ミリの違いと思うかもしれないが、この違いは使ってみると明らかな差があることが分かる。

photo レンズは24〜140ミリの5.8倍ズームである。マニュアルフォーカスリングのために、ズーム操作がしやすい

P850よりズーム率は低いが使いやすい

 P880と同時に発表された「Kodak EasyShare P850 Zoom」(以下、P850)は、35ミリ換算で36〜432ミリの光学12倍ズームレンズに光学手ブレ補正機構を装備している。対して今回試用したP880は、35ミリ換算で24〜140ミリの光学5.8倍ズームレンズで光学手ブレ補正機構は装備していない。

 P850は有効510万画素でP880は有効800万画素と違いはあるものの、レンズ性能はズーム倍率の低いP880のほうが劣っているように見えるかもしれない。しかし、レンズの性能はズーム倍率だけではない。24ミリ程度の広角をカバーするズームレンズは設計が難しく、コストもかかってしまう。どちらのズーム倍率がよいかはよく撮る被写体の種類や、好みにもよるだろうが、個人的には24〜140ミリというレンズはとても使いやすいズーム域だ。

 ズームはレンズ部のズームリングで操作する。電動式ではなく、メカニカル式なので、素早く的確にズームを変更できて扱いやすい。リングを90度弱回転させることで、広角端から望遠端までズームできる。適度な回転でとても使いやすかった。

photo 本体左側面にはDC電源入力端子やUSB端子、外部フラッシュ端子がある
photo 本体右側にはSDメモリーカードスロットがある
photo 本体上部から見ると一眼レフカメラのようなデザインであることがよく分かる
photo 付属のレンズフードを付けたところ。花形フードで見た目にもバランスの取れたデザインだ

 ピント合わせはレンズ部にあるフォーカスリングで操作する。こちらは電動式なので、どうしても操作してから動作するまでにワンテンポの遅れが出てしまう。マニュアルフォーカス時は画面の中心部が大きく拡大表示されるが、粗い解像度をただ大きくしたように表示されるため、ジャギーが目立ってピントが合わせにくい。

photo レンズ前面側がマニュアルズームリングで、本体側がフォーカスリング。レンズ部に着いているため、操作しやすいが、フォーカスリングは電動式なので、ワンテンポ遅れて動作するので慣れが必要だ

 画像の横には距離とピントのヤマを示すバーが表示される。このバーのオレンジ色が伸びればピントが合っていると言うことだが、被写体によって変わるので、微妙に画角が動くだけでこのバーも伸びたり縮んだりする。止まっている被写体ならこのバーが最も伸びた状態で撮影すればよい。

photo マニュアルフォーカス時は画面の中央が拡大表示されるが、解像度が粗く分かりにくい。横のオレンジ色のバーが一番伸びた状態がピントがあっている状態だ
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