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» 2006年01月26日 00時18分 UPDATE

脳を鍛える玩具たち (1/2)

一昨日の晩ご飯を思い出せない人たちに朗報だ。138万本を突破した“脳を鍛える”ゲームソフトに続けとばかり、さまざまな手法で頭を活性化させる玩具が登場する。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 一昨日の晩ご飯を思い出せない人たちに朗報だ。脳を鍛える大人のゲームソフトに続けとばかり、さまざまなアプローチで頭を活性化させる玩具が登場している。今週行われた玩具メーカー各社の商談会から、面白そうなものをピックアップしていこう。

毎日の習慣に“脳内スキャン”

 まずは、昨年「携帯能力トレーナー」を発売したセガトイズが展示していた「アタマスキャン」。脳の機能年齢を測定する「脳年齢計ATMT」(Advanced Trail Making Test)を家庭でも手軽に使えるようにする携帯ツールで、6月上旬の発売を予定している。価格は5775円。

photo 「アタマスキャン」。本を模した筐体を開くと、タッチパネル付きの液晶画面が表れる

 脳年齢計ATMTは、画面に不規則に散らばる数字を順に押していくことで、脳年齢や脳ストレスを測定する医療機械。大阪外国語大学の梶本修身助教授が考案し、現在では病院や介護施設などで広く使われている。

 アタマスキャンでは、年齢計ATMTをベースにした「脳年齢チェック」「脳ストレス度チェック」のほか、結果をもとに脳を鍛える「トレーニング」、気分転換のためのゲームといった機能がある。操作はいずれもタッチパネルをスタイラスでつつくだけ。脳の有効活用度や脳の元気度なども測定し、結果が悪い場合には改善方法まで教えてくれる。ちなみに監修には、開発者の梶本助教授にくわえ、あの東北大学川島隆太教授も参加している。

photo こちらは発売中の「能力トレーナー」(下)と「能力トレーナー音読編」。前頭前野を活性化できることが、共同研究によって科学的に証明されている。各5250円

気持ちを鍛える「EQトレーナー」

 次は、トミーが3月16日に発売する予定の「EQトレーナー」(5250円)。今回は、基板ベースの実動機とモックアップが展示されていた。

photo 製品版は、70(幅)×114(高さ)×17(厚さ)ミリの携帯型になる予定。電源は単4電池×3本。タッチペンで操作する

 EQトレーナーは、“心の知能指数”といわれる「EQ」(Emotional Intelligence Quotient)を測定し、鍛える携帯端末だ。エール大学の心理学部長、ピーター・サロベイ博士とニュー・ハンプシャー大学心理学部教授のジョン・メイヤー博士が提唱するEQ理論に基づき、イー・キュー・ジャパンと共同で開発した。

 EQトレーナーが鍛えるのはメンタル面だ。回答から「EQ偏差値」を測定し、診断コメントやアドバイスを表示する。また「感情の識別」「感情の利用」「感情の理解」「感情の調整」の4分野でトレーニングを行い、測定結果やトレーニング結果は30日分まで保存可能。グラフ化して見ることもできる。

 「たとえば、IQは高いけれど人とのコミュニケーションが苦手などという人たちがいる。EQを高めることで、プラス思考で立ち直りが早く、人に好かれる人に近づくことができるでしょう。メインターゲットは、ビジネスマンです」(同社)。

あの「ナンプレ」の専用機が2社から登場

 アタマを鍛えるには、使うのが一番。というわけで、パズルなどの新製品が増えたのも今年の特徴だ。たとえばタカラとエポック社は、「ナンプレ」(ナンバープレース)あるいは「SUDOKU」(数独)と呼ばれる数字パズルゲームの専用携帯ゲーム機を同時に公開した。

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