インタビュー
» 2006年05月17日 14時03分 UPDATE

インタビュー:高さ96センチの理由――iPod用スピーカーシステム「PSP-MSSTW」 (1/2)

プリンストンテクノロジーの「PSP-MSSTW」は、高さ96センチのiPod用スピーカーシステムだ。なぜこんな高さになったのか、その全高の秘密を同社の担当者に聞いた。

[平賀洋一,ITmedia]

 プリンストンテクノロジーより2005年11月に発売された「PSP-MSSTW」は、高さ96センチと、1メートル近い全高が特徴のiPod用スピーカーシステムだ。ミッドレンジスピーカーとツィーターを搭載したヘッドユニットを、アンプとウーファーを内蔵したベースユニットが支えている。

 4月にはiPodに合わせたホワイトモデルがウェブ限定で発売となった。このインパクトある製品について、同社で企画開発部主任を勤める鈴木加奈美氏にお話を聞いた。

photo プリンストンテクノロジー 企画開発部主任の鈴木加奈美氏

高さ96センチの理由

――iPod用のスピーカーシステムとしてはさまざまな製品がありますが、1メートル近い高さの製品というのは非常にユニークです。どうして、この形になったのでしょうか。

鈴木氏: iPod用のスピーカーシステムは各社から発売されていますが、どれもデスクトップでの利用を目的としたものです。そこで、リビングでiPodに収録した楽曲を手軽に楽しめるように作られたのが「PSP-MSSTW」です。

 もともとはアメリカのデザイナー集団が製作し、独自のブランドで販売していたものです。そのため、アメリカの居住環境向けに、立ったままで利用するようなデザインと高さになっています。また、スピーカー出力も大きく、ウーファーを大きくして重低音を効かせているのも向こうの好みですね。

photophoto ドライバ径13.4センチ、出力25ワットのウーファー部。背面にはウーファーレベル調整用のツマミを備える

――なるほど。仕様やデザインなどで日本向けに変更されている部分はありますか?

鈴木氏: 特にありません、米国仕様とまったく同じになっています。ですが、生産工場への発注や品質管理、流通、サポートはすべて弊社で行なっています。また、日本市場ではマニュアルやパッケージも重要になりますので、そういった部分にも力を入れています。本体にあるロゴなども日本向けになっています。

 米国基準の設計ですので、かなり大きな音量で再生できます。日本の住まいであれば、ボリューム調整はもちろん、ウーファーレベルを控えめにしても、充分に音が行き渡ります。iPodの手軽さをいかしつつ、できるだけ大音量で重低音を楽しみたいという方にお勧めです。

――日本向け製品をプリンストンテクノロジーが担当することになった経緯を教えて下さい。

鈴木氏: 関わったデザイナーの1人と知り合いで、企画段階からデザイン画などを見せてもらう機会がありました。ご覧の通り非常にインパクトがある製品で、ぜひ日本でも販売したいと思っていたんですね。また、同じブランドのiPod用スピーカーシステム「PSP-MSSCR」の日本モデルを弊社が担当したという実績もあり、弊社が担当させて頂くことになりました。

 試作品ができたと知らせを受けて、台湾のあるホテルのロビーで先方と待ち合わせをしていたんですが、担当者がコレを肩に担いで現れたときはどうしようかと思いました。さらにその場に設置して、掃除用のコンセントから電源を取ってロビーで鳴らし始めたんです。怒られる〜と困っているとお客さんや従業員の人が寄ってきて「これ、いいね」「どこで売ってるの?」と聞いてきたんですよ。その反応をみて、これは行けると直感しました。

 ただ、その大きさや使用目的を考えると、日本の場合家庭向けというより、飲食店やCDショップ、小売店の店頭など業務用になるだろうと予想していました。

photo ヘッドユニット部は基本的に同社のiPod用スピーカーシステム「PSP-MSSCR」と同じ。ただし、ウーファーや電源、PCとの接続端子が省かれている
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