レビュー
» 2006年06月07日 19時42分 UPDATE

レビュー:デジデジW録になった「RD-XD92」の実力は? (1/5)

東芝の新ブランド「VARDIA」(ヴァルディア)の第1弾製品「RD-XD92」を試用した。同社製品としては初のデジタル放送2番組同時録画に対応。マジックチャプターのサポートなど、デジタル放送への対応度をさらに高めたが、少し首を傾げる部分も。

[坪山博貴,ITmedia]

 東芝の「RD-XD92」は、デジタル放送対応DVDレコーダーの新ブランド「VARDIA」(ヴァルディア)の第1弾製品だ。新ブランド展開に合わせてデザインを一新。さらに3メディア対応デジタルチューナーを2系統搭載し、RDシリーズ初のデジタル放送2番組同時録画を可能にした。

photo 前面パネルはフラットだが、傾斜の付いたスタイル。2005年モデルの「RD-XD91」や「RD-X6」などとは異なるイメージになった

 デザインは刷新され、フロントパネルは大きくスラントしたフラットなスタイルになった。モノトーンということもあり、ちょっとのっぺりした印象も受けるが、上方から覗き込むように見てもディスプレイ部や各ボタンの機能名が見やすく、テレビ台の下や床への直置きなど、低い位置への設置を考慮したデザインといえる。

photo 真横から見ると、前面パネルがかなり傾斜しているのが分かる(左上)。前面右側にはディスプレイ部と必要最小限の操作ボタン、カバー内にAV入力とi.Link端子(DV入力)を備える(右)。左側には「W録」切替ボタンと録画・再生の動作状態を示すインジケータ。写真はTS1で録画しつつ、HDDからDVDへ高速ダビングを行っているところ

 内蔵HDDは600Gバイト。2系統の3メディア対応デジタルチューナーと地上波アナログチューナーを搭載し、デジタル×アナログとデジタル×デジタルの2番組同時録画をサポートした。簡単にいえば、従来モデルの「RD-XD91」に3メディア対応デジタルチューナーとTS録画専用機能を追加した形だ。

 他社であればハイエンドモデルともなりそうなスペックだが、東芝の場合、歴代のハイエンドモデルは一桁型番となっており、現時点ではデジタル放送への対応度をより高めたハイスペックモデルという位置付けだ。RD-X6と異なり、地上波アナログチューナーにゴーストリダクションを装備していないあたりも、それを物語っている。

 MPEGエンコーダーは1つで、「TS1」と呼ぶ1つ目のデジタル放送録画ユニットとは排他利用。このため、実行可能な2番組同時録画は下表のようになる。基本的にはデジタルチューナーを2系統搭載した日立の「Wooo」とほぼ同じで、2番組同時録画は「TS2」でデジタル放送をTS録画することが前提になる。また後述するが「TS2」での録画では一部録画機能が制限される点も「Wooo」と似ている。

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 DVDドライブは、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD-RAMへのダビングに対応。当然ながらカートリッジタイプのDVD-RAMも使える。また、RDシリーズとして初めてDVD-R DLへのVR記録をサポートしたことで、長時間のデジタル放送番組をDVDメディアに保存することが可能になった。

photo 背面のレイアウトはRD-XD91から大きな変更はない。ただし、コストダウンのためかコンポーネント出力と同軸デジタル出力は省略された。いずれもD端子や光デジタル出力と排他利用になるのが一般的なので問題にはならないだろう。このクラスの製品が一般化した証拠なのかもしれない

 背面端子群のレイアウトはRD-XD91から大きな変更はない。ハイビジョン出力用にD端子とHDMIを装備。TS録画した番組をD-VHSへ無劣化ダビングが可能なi.Link(MPEG2-TS出力)も備えている。スカパー!連動端子も用意され、対応するチューナーと組み合わせるとEPGから録画予約が可能。おまかせ自動録画もサポートする。なお下位製品となる「RD-XD72」は、内蔵HDDが400Gバイトになり、i.Linkが省略されている。

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