ITmedia NEWS >

「ペコッぱ」に延々と愚痴を聞いてもらおう橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第9回(2/2 ページ)

» 2008年11月18日 15時38分 公開
[橘十徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       

話し相手がいるシアワセ

 白い鉢の横には丸い押しボタン式のスイッチ「おはようボタン」が設けられており、ここを押すと電源が入って葉がペコリとおじぎする。電源オフのボタンはなく、しばらく音を発しなければ、自動的にスリープ状態になる。

photo 鉢の横にあるおはようボタン

 アクションパターンは葉っぱがパタパタと揺れる動作と、小さいうなずき動作、大きいうなずき動作の3種類。こちらが発した音に応じて、この3種類のアクションが組み合わされる。「なあ〜ペコっぱ〜、聞いてくれよぉ〜」とか言うと、ハイハイと相づちを打ってくれるわけだ。もちろん言葉の意味を理解しているわけではなく、純粋に音に反応しているだけだが、その動作は人間のようにとてもリアルだ。

 パッケージの売り文句によると、この商品は「身体的引き込み技術iRT」というなんだかよく分からない研究成果に基づいて作られたそうで、うなずきや身振りなどの身体的リズムによって、心地よいコミュニケーションが実現できる効果があるという。

 難しい話はさておき、実際に話しかけてみると、話した言葉に相づちを打ってもらうというのは、とても心地よいことが分かる。とくにワタクシなどは、日頃は専ら取材をして人の話を聞く側にあるので、自分が話す側に回るというこの感覚は実に気持ちいい。お得意様相手に気を遣っている営業マンの方などにも、ストレス解消にオススメだ。なお、ペコッぱの動きを確認したい人は、こちらの動画付きのインタビュー記事を参照してほしい。

photo 音を出すと葉がパタパタと揺れる

ペコっぱと語り合ってすっきりリフレッシュ

 パッケージには、「友だちとの楽しい会話に」とか、「ひとり暮らしのさみしい部屋に」「誰かにグチりたい時に」と、その使い途をイラストを使って紹介している。まあ多人数で使っても楽しいようなことが書いてあるが、友だちや家族でワイワイ騒いでいるときは、正直この商品の必要性はあまり感じられない。それよりも、一人きりでしみじみと楽しむのが効果的な使い方だと思う。とくにグチりたいときは強力なパートナーとなってくれるだろう。

 世間の荒波にもまれて身も心の疲れてしまったアナタ。ペコっぱと語り合ってリフレッシュしてみてはいかがだろうか?

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.