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「ジャス持参」「机をつる」 意外と知らない日本の方言3選

» 2016年05月22日 06時00分 公開
[ITmedia]

 意外と意味を知らない方言ってたくさんありますよね。アクセントや語調ではなく、言葉自体が面白い、そんな方言を集めてみました。

 豆知識として知っていると、旅行先などで役に立つかも(?)しれません。

「しんでええ」の意味は?

 いきなり友達から、面と向かって「お前、しんでええよ」といわれたら、大ショックですよね。

新潟

 しかし、「しんでいい」というのは、新潟県周辺で使われる方言では「しなくていい」という意味なのです。

 なので、「お前、しんでええよ」は、「あなたはしなくていいよ」ということになります。

「明日はジャス持参です」って?

 「ジャス」って何のことでしょうか? ヒントは仙台弁です。小学生から高校生まではほぼ全員が持っている物で、よく学校からもらうプリントに「この日はジャス持参」と書かれています。

ジャス

 正解は「体操着」。特に学校指定の上下そろった体操着を指す言葉だそうです。「ジャージ」が略されて「ジャス」と呼ばれるようになったのだとか。

 仙台弁のジャスは、名古屋のケッタマシン(原動機付き自転車)、鹿児島のラーフル(黒板消し)、福井のジャミジャミ(テレビ放送終了後の砂嵐画面)と共に「昭和四大方言」になっています。

愛知県で掃除の時間に「机をつる」理由は?

 学校で「机をつった」経験がある人はいますか?

机

 その人は、多分愛知県周辺の小学校に通っていたはずです。「机をつる」は愛知県の学校生活で、当たり前に使われている言葉だといいます。

 多くの小学校では、掃除の時間になると机を後方に移動させて掃除するはずです。愛知県では、この行為のことを「机をつる」といいます。机をつった後は、掃いてぞうきんがけ。掃除が終われば、また机をつって元の場所に戻します。岐阜県や三重県でも使われているようです。

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