OSをAndroid 4.0にアップデートするとこんなに快適になる!「ARROWS X LTE F-05D」使いこなし術(1/2 ページ)

2011年冬に発売された人気機種「ARROWS X LTE F-05D」のAndroid 4.0へのバージョンアップが2012年11月に始まっている。バージョンアップには少々時間がかかるが、Android 4.0にアップデートすると、いろいろなメリットがある。

» 2013年02月01日 13時00分 公開
[井上翔,ITmedia]
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Photo 2011年冬の人気モデル「ARROWS X LTE F-05D」。OSをAndroid 4.0にバージョンアップすると、できることが増える

 富士通のAndroidスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」は、すでに発売から1年以上が経過しているが、まだ現役で使っている人も多いだろう。前回紹介したとおり、F-05DはOSを「Android 2.3」(Ginger Bread:GB)から「Android 4.0」(Ice Cream Sandwich:ICS)にアップデートすることができ、アップデートを適用すると、利用できる機能が増えたりする。

 今回は、バージョンアップ後のF-05Dが機能面でどう変わるのかを紹介しよう。

ICSになったF-05Dをチェック

 F-05DをICSにアップデートすると、色々と変わる面がある。一番最初に目に入るのは、アップデート完了後に表示されるロック画面だ。ロック画面から直接カメラ機能を起動できるようになっている。これで、スリープ解除からカメラ起動までにかかる時間が短縮される。ちなみに、標準カメラアプリのユーザーインタフェースも使いやすく改められている。設定すればパノラマ撮影もできるので、ぜひ試してみよう。

Photo アップデート後のロック解除画面にはカメラ起動ボタンが追加される
PhotoPhoto カメラのアプリもズームがしやすくなるなど改善が図られた(写真=左)。パノラマ撮影もできる(写真=右)

 画面の描画もなめらかになったことに気付くはずだ。特に、ドコモ標準の「docomo Palette UI」を普段から使っている人は、その動きの違いを実感できるはずだ。筆者もアップデート後、「すげー、すげー」と連呼したほどの改善である。タッチパネルの反応も、前と比べて良くなっている。

 その秘密は、ソフトウェアの改善ももちろんだが、OSが変わったことが大きく寄与している。ICSでは、OSレベルでマルチコアプロセッサーの制御に対応しており、デュアルコアプロセッサーを搭載するF-05Dの性能を、しっかり引き出すことができる。さらに独自の改善点として、描画処理専用のメモリー領域を確保したことで、スムースな描画を実現している。富士通によると、これらの改善によって、docomo Palette UIで比較すると約2.6倍〜3倍、富士通オリジナルの「NX!Comfort UI」で比較すると約1.5倍ほど描画パフォーマンスが向上しているという。Palette UIのバージョンアップ前後で動きを比較した動画を見れば、ICS化後の方が描画がなめらかになっているのが分かるだろう。

OSバージョンアップ前(動画=上)とした後(動画=下)でPalette UIを操作し比べてみた。バージョンアップ後の方が描画がなめらかだ

 ステータスバーを下方向にスワイプすると出てくる通知パネルは、一見すると見た目と一部表示の配置が変わっただけに見える。しかし、機能的改善は大きい。まず、通知パネルの日付表示の右側にあるアイコンをタップすると、本体設定画面に行けるようになった。さらに、上部にある設定アイコンを長押しすると、機能を入れ替えられるようになった。自分の好みに合わせて機能が並べ変えられるわけだ。

PhotoPhoto ICS化後の通知パネル。日付横のスライダー風のアイコンをクリックすると、本体設定へと遷移できる(写真=左)。通知パネル上部の設定スイッチは長押しすることで項目を入れ替えられるようになった(写真=右)

 OSが変わったことで、ロック解除認証に「フェイスアンロック」が使えるようになったこともポイントだ。フェイスアンロックは、F-05Dのインカメラで本人を確認できたら端末ロックが解除される、という機能。さまざまな表情を登録しておくと、便利に使えるかもしれない。ドコモのサービスでは、「iコンシェル」を使えるようになったことも付け加えておこう。iモードケータイから乗り換えた時に「iコンシェルが使えなくて不便……」と思っていた人もいると思うが、F-05DもICSにすればiコンシェルが利用できる。

PhotoPhoto 指示に従って顔を登録すれば(写真=左)、ロック解除を顔で認証できる(写真=右)
Photo F-05DをICSにするとiコンシェルが使えるようになる。鉄道運行情報や雨雲接近通知など、便利なサービスが使えるようになる

 OSアップデートの恩恵として、表示している画面の撮影ができる「スクリーンキャプチャ」も可能になる。GBでも、画面の撮影をする方法はあったが、Windows PCやMacに開発者用のツールキットや接続用デバイスドライバーをインストールし、F-05DとPCをUSBケーブルでつないで……、とかなり面倒な手順と機材が必要だった。これが、ICSにすると、電源ボタンとボリューム下ボタンを同時に押すだけで済む。iモードブラウザで「画面メモ」を多用していた人などは、この機能を画面メモ代わりに使うこともできる。ただし、ワンセグとDiXiM Playerの再生画面は保存できない。

Photo 本体左側の電源ボタンとボリュームダウンボタンを押せば、スクリーンキャプチャができる
PhotoPhoto キャプチャ後は通知パネルに保存した旨が表示され(写真=左)、ギャラリーなど画像アプリで確認できる(写真=右)
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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年2月28日

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