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MS、XP SP2の自動アップデートを先延ばし

» 2004年08月17日 07時41分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米MicrosoftがWindows XP Service Pack 2 (SP2)の自動配信予定を延期した。自動アップデート回避のためのマシン設定時間を企業に与えることが目的。

 これにより、Windows XPの二つの版で、別々のSP2配信スケジュールが組まれることになる。Microsoftが先の週末にかけて一部ユーザーに送った電子メールによれば、Home Editionのユーザー向けには8月18日からアップデートの配信が開始されるはずだ。一方、Professional Editionのアップデートはその1週間後の8月25日以降となる。

 当初の予定では、Windowsの自動アップデート機能を使って16日からSP2の配信を始めるはずだった。

 Microsoftはコンシューマー向けにはWindows XPの自動アップデートを有効にしてシステムにパッチを当てるよう勧告している。一方で企業に対しては、自社のSystems Management Server (SMS) やSoftware Update Services、あるいはサードパーティー製のパッチ管理ツールの利用を勧めている。

 自動アップデート機能を利用している企業顧客多数の反響を受けて、Microsoftは先日、XP搭載システムでSP2のダウンロードを一時的に遮断する仕組みの提供を開始した。今回のリリーススケジュール変更は、このSP2遮断措置を講じるための時間をユーザーに与えるのが目的。

 IDG News ServiceではMicrosoftが顧客あてに送った電子メールのコピーを入手した。変更されたリリーススケジュールについてはMicrosoftの広報担当者も確認している。

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