実はそれほど多くない? フィッシング詐欺の被害額
電子メールを使ったフィッシング詐欺の実際の被害額は、一般に言われているよりもはるかに少ない――。コンサルティング会社のTowerGroupが12月1日発表した報告書でこう指摘した。
フィッシング詐欺は、金融機関などからの公式通知を装ったメールでユーザーを信頼させ、クレジットカード番号などを入力させて金銭を騙し取る手口。TowerGroupでは、フィッシング詐欺による今年の直接的な被害総額は、世界で1億3710万ドルになると試算している。
これは一般に言われているよりも大幅に少ない額だと同社は指摘。上級アナリストのベス・ロバートソン氏は「フィッシング詐欺では犯罪者が消費者のデータを不正に入手することが可能だが、口座が利用されたり金銭が引き出されたりといった実際の詐欺にはそれほど頻繁に結びつかない」と解説している。
フィッシング攻撃の件数は今年の3万1000件から、来年は8万6000件に増えると予想。実際に騙されるユーザーは今のところごく一部にすぎないが、攻撃の増加と手口の巧妙化により、コンシューマーがインターネットに寄せる信頼にマイナスの影響を及ぼす可能性があると指摘する。いずれこの脅威の管理にかかる総コストが、実際の詐欺被害額を大幅にしのぐようになると同社は予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「うんこ移植」でピーナツアレルギー改善、15人中6人が数粒食べられるように ヒトの実証は初 Science系列誌掲載
-
2
Gmail、他社メアドを送信元にできる機能を廃止へ
-
3
個人開発「家系ラーメンマニア」で利用者急増 対応追いつかず一部停止 「より信頼していただけるアプリに」
-
4
「ChatGPT」のデフォルトモデル、PlusとProは「Sol」に、無料版は「Luna」でテキストチャット無制限に
-
5
「プチプチ」の川上産業、「プチプチ株式会社」に社名変更 創業58年で
-
6
熊本地震で地面がずれた場所、35kmの線状に 衛星データで「変位境界」を判読 国土地理院
-
7
イーロン・マスク氏の「Terafab」、建設地決定 テキサス州グライムズ郡に168億ドル投資
-
8
「高学力=ストレスに耐えられる」ではない 秀才が苦しむ一方、収入・満足度が高いのは…… 医学生・医師1000人超を分析
-
9
写真加工アプリ「SNOW」にステマで措置命令 報酬付きでX投稿依頼、広告表示なし 消費者庁
-
10
東大、60代教授を懲戒処分 サイトのHTMLソースに“不適切な言葉” 「六四天安門」問題が理由と毎日報道
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR