ITmedia NEWS > 速報 >

IBMの企業向けIMでAOL、Yahoo!、Googleと相互乗り入れ

» 2006年01月24日 07時54分 公開
[ITmedia]

 米IBMは1月23日、企業向けインスタントメッセージング(IM)クライアント新版の「Lotus Sametime 7.5」で、AOLおよびYahoo!のコンシューマー向けIMとの相互運用を実現する計画を発表した。Google Talkとも通信できるようにする意向。

 Sametime 7.5は今年半ばにリリース予定で、各社との合意に基づき、AIM、ICQ、Yahoo! MessengerおよびAppleのiChatとの間で通信できるようにする。Googleとの間でも既存の関係に基づき、標準ベースの相互運用を実現する意向だとしている。

 7.5はIMとWeb会議機能を統合したメジャーアップグレード版となり、100以上の新機能を提供。IBMではこれによってIM市場での立場強化を狙う。

 インタフェースは一新して一般向けIMクライアントユーザーに馴染みのあるルック&フィールを採用。Web会議機能強化を図るほか、VoIP機能も統合する。

 新しいEclipseベースのアプリケーションプラットフォームを活用してソーシャルネットワーキング機能も提供。投票機能や特定グループ向けの放送機能、チャットの情報をキャプチャ・保存して後で検索できるようにする機能などを盛り込んだ。

 プラットフォームは年内にサポートを拡大してAppleのMac OS X 10.4「Tiger」とLinuxにも対応させる。

 日常業務の中でリアルタイムのコラボレーションツールの重要性が高まる中、IBMは需要の増大に対応して、ユーザーがさまざまな状況やニーズに応じ、各種ツールを使って柔軟にコラボレートできるプラットフォームを作り出したと説明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.