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ロボット作成キット「LEGO MINDSTORMS NXT」が北米で発売開始

» 2006年08月03日 07時31分 公開
[ITmedia]

 デンマークのLEGOは8月2日、ロボット作成キット「LEGO MINDSTORMS NXT」の北米での発売を開始した。価格は1セット249.99ドル。

 10歳以上がターゲットというこのキットを使うと、光や音、動きに反応するセンサーを搭載した「自分だけのロボット」の作成、プログラミングができる。同社ではこの発売を記念して、Toys"R"usのニューヨークのタイムズスクエア内店舗に「ロボットの殿堂」を開設。AOL、GAP、Microsoftなどが、それぞれNXTをカスタマイズしたロボットを設計、作成することになったという。

 LEGO MINDSTORMS NXTでは、ロボットが30分で作成できる。ロボットの核となるのは32ビットのLEGOマイクロプロセッサ「NXT brick」で、PCでプログラミングが可能、Macにも対応した。作成したプログラムのNXTへのダウンロードは、BluetoothかUSB経由で行う。一度ダウンロードが完了すると、ロボットはコンピュータから完全に独立して行動するようになる。超音波、音、光などに対するセンサーも搭載しており、外部からの声や動きに反応するロボットを作ることができる。

 また同社は、子供のロボットに関する意識調査の結果も発表した。これによると、「自分で好きなようにロボットを組み立て、プログラミングできると思う」と回答した子供は半数以上に上り、大人の20%を大きく上回った。また、子供が「ロボットに手伝って欲しいと思っているのは、宿題と家事のお手伝い」「代わりに出て欲しい授業は算数と社会」などの興味深い結果も出ているほか、「ブッシュ大統領はロボットに手伝ってもらうべき」と答えた子供は10%にすぎず、意外と高い大統領支持率が出ている、という。

 LEGO MINDSTORMS NXTと「ロボットの殿堂」の詳細は、同社サイトで入手できる。

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