AMD、第2四半期にシェア奪還――Mercury調査
厳しいスタートを切ったものの、米AMDは第2四半期に、前期に失った市場シェアを4ポイント取り戻した。Mercury Researchが最新の調査報告書を発表した。
この調査は第2四半期中に出荷されたx86プロセッサの数を調べたもの。それによると、AMDの市場シェアは22.9%と、前四半期の18.7%から上昇した。
米Intelは依然としてx86プロセッサ市場の大勢を占め、第2四半期のシェアは76.3%。前四半期のシェアは80.5%だった。前年同期のシェアはIntelが72.9%、AMDが21.6%だったとMercuryの7月30日の報告書にはある。
プロセッサ市場全体は好調な第2四半期を送り、モバイル、デスクトップ、サーバの3セグメントすべてが2けた成長を記録した。デスクトップ市場は特に好成績だった。
プロセッサ市場のPCセグメントは前四半期から12.2%成長した。前年同期との比較では15.2%の伸びだった。
x86市場全体の伸びは、コンシューマー市場が常になく好調だったことなど、幾つかの要因に帰することができると、Mercury Researchの創設者で主席アナリストのディーン・マカロン氏は話す。今回の報告書を執筆したのも同氏だ。
第2の要因は、半導体メーカーのチャネルパートナー向けのプロセッサ出荷量が予想以上だったことだ。中国など新興市場の売り上げは好調だったが、ほかの理由は依然不明だ。
「市場の需要が全般的に極めて高かった。正直なところ、第2四半期がこんなに好調だった理由は誰も分からない。すべての兆候が低調を予測していた。同四半期はその予測を吹き飛ばした」(マカロン氏)
AMDにとって、同四半期は在庫を整理する機会になった。マカロン氏は、AMDは2006年第4四半期の需要を多く見積もり過ぎ、PCメーカーとチャネルパートナー向けに必要以上のプロセッサを出荷したようだと説明する。
2007年第1四半期に、これらのPCメーカーとチャネルパートナーは残ったプロセッサを使い、AMDに追加発注をしなかった。AMDは第2四半期までに需要と出荷のバランスを取り戻した。それが同社の市場シェア奪還を後押しした。
「基本的に、AMDの第4四半期のシェアは水増しされていて、第1四半期のシェアは実際より少なかった」(マカロン氏)
同氏は第3四半期に関して、初期の兆候から見て、特にノートPC市場で引き続きプロセッサ出荷は好調だろうと述べている。サーバ市場での新しいプロセッサの採用はPC市場よりもやや遅いため、サーバセグメントの向こう数カ月の状況はまだ不明だと同氏は言う。
それでもAMDとIntelは、同四半期にハイエンドサーバプロセッサを幾つか投入する予定だ。
AMDはクアッドコア(4コア)Opteron「Barcelona」を、続いてIntelはマルチプロセッササーバ向けの「Caneland」プラットフォームを投入する。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
2
「comico」サ終にマンガ家が思う“縦読みマンガ”の弱点と戦略ミス
-
3
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
4
Tesla歴5年の筆者がみなさんの疑問に答えます
-
5
「不味そうすぎ」AIメニュー画像はどう作られる? AIで“岩のような唐揚げ”再現に挑戦した
-
6
「社用PC高すぎ、中古品使おう」の注意点 潜む“前の持ち主の亡霊”リスク 立命館・上原教授に聞く
-
7
“メタボ”が脳にゴミを詰まらせる? 「においが分かりにくい」経て認知症へ 米大学が新説
-
8
LINE、着せかえ表示問題を謝罪 希望者に返金へ
-
9
法務省、「ラヴ上等」とのタイアップ中止 「当初の意図を全うすることが難しい」
-
10
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR