Blu-ray Disc(BD)プレーヤーの販売は価格の低下やHD(高精細)タイトル増加のおかげで急速に増えているが、PC用BDドライブの普及は進んでいない――米iSuppliが8月25日、このような調査結果を発表した。
同社の予測では、2009年に出荷されるPCのうち、BDドライブを搭載したPCの割合は3.6%。2013年になっても16.3%にとどまる見通しという。「少なくとも2013年までは、PCのメインの光学ドライブとして、BDがDVDに取って代わることはない」と同社は述べ、普及が進まない要因を「コストが高い上にBDコンテンツがまだ少ないので、ユーザーにとって今はBDに乗り替える理由がない」と説明している。
iSuppliは、PC用記録メディアが成功するのは、コンテンツがそろい、消費者が使いやすさや価値を認識するようになってからだとし、「BDのコストが下がり、消費者が知識を身につけるまでは、BDドライブの苦戦は続くだろう」と指摘している。
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