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夏ボーナス、購買意欲「大きく改善」 タブレットが欲しいIT製品の上位に

» 2013年06月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 MM総研は6月12日、夏のボーナス商戦についてアンケート調査した結果を公表した。ボーナス支給額は上向きく兆しを見せており、購買意欲は2008年冬以降で最も大きく改善しているという。欲しいものではIT関連製品が大幅に増え、タブレットが上位に入った。

 調査は「gooリサーチ」の会員モニターである全国の20歳以上の就業者1092人を対象に実施した。

 夏のボーナス支給額が増えるという回答者は9.0%と、昨冬から0.9ポイントアップ。減るという人は10.4%で、昨冬から5.8ポイント減少していた。購買意欲が昨夏と比べて上がった人は13.0%と昨冬(10.1%)から増加している。

photo 08年以降のボーナス支給時の購買意欲推移

 ただ、使い道は「商品・サービスを購入する」が30.2%(昨冬36.9%)だったが、「まだ決めていない」も22.1%(昨冬18.4%)と多く、貯蓄・運用に回すか決めかねている人が多いことがうかがえるという

 購入したい商品で目立って増加したのは「ITデジタル家電」「キッチン家電・生活家電」の2つ。「ITデジタル家電」は36.8%と昨夏から8.2ポイント上昇した。

photo ITデジタル家電購入意向ランキング(昨夏との比較)

 ITデジタル家電の1位はPC(13.9%)、2位はタブレット・電子書籍端末(7.8%)、3位はデジタルカメラ(7.4%)。特にタブレット・電子書籍端末は昨夏の1.1%から大幅に増加しており、7インチモデルの充実などが背景にあるようだ。

 スマートフォンの購入意向は6.1%と昨夏から1.3ポイント増。引き続き需要は旺盛なものの、各キャリアが夏モデルの新商品数を絞ったこともあり、昨冬(8.2%)から減少した。

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