ECジャパンは8月4日、第3回の検索エンジン調査レポートを発表した。
同レポートは、人気検索フレーズ1000語を、国内主要検索エンジンである 「Google」および「YST(Yahoo! Search Technology)」の日本語サービスで検索を行い、それぞれの上位50位までの検索結果を分析したもの。調査期間は6月の1カ月間。
これによると、GoogleとYSTで、各キーフレーズ検索上位50位のうち、同一URLが表示される確率は18%となった。なお、前回調査(2004年1月)では、Googleとインクトゥミの比較になるが、同一URLの表示率は16%だった。
また、URLに「?」を含むCGIなどの動的ページの検索結果に関しては、Googleが7.7%、YSTは8.3%と、両検索エンジン共に低い傾向を示したが、前回データに比べて、Googleの動的ページインデックス率は2.9ポイント上昇したという。
キーワード広告出現率については、6月14/15日の調査によると、1000キーフレーズ中、Googleは43.9%、YSTは47.1%となり、YSTの方が広告の出現する割合が少し高いようだ。
このほか、YSTのキャッシュ日付を調査したところ、7日以内にキャッシュされたURLが全体の15.63%、30日以内まで含めると全体の51.1%だったとのこと。
同社は、「検索エンジンマーケティングを行なう担当者にとっては、YST/Ovetrure、Google/Adwordsという2つの信頼できるトラフィック源が確保できるのは、ただ一つに頼るよりは好ましいこと。18%しか両者の検索結果が一致しないので、それだけより広い検索表示の場が提供されている状況だといえるだろう」と考察している。
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