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へそくりを持っている主婦は44%、平均額は約230万円

» 2005年07月05日 22時07分 公開
[ITmedia]

 損保ジャパンDIY生命は、「2005年夏のボーナスと家計・資産形成の実態調査」を行い、その結果を発表した。調査は20〜50代のサラリーマン世帯の主婦500名(各年代ごと125名、平均年齢39.2歳)を対象に実施。

 これによると今夏のボーナスは「増えた」43.2%、「減った」20.4%で、昨年はそれぞれ38.4%、27.6%となっており、いくぶん改善傾向が見られる。平均手取り額は76.2万円、昨年との平均増減額はプラス1.8万円という結果になった。

 使いみち(複数回答)は「預貯金などの貯蓄」(53.8%)、次いで「ローン・クレジットの支払い」(37.0%)、「生活費の補填」(31.4%)、「国内旅行」(29.6%)、「衣料品・服飾費」(18.2%)、「子供の教育関連」(17.4%)、「テレビ以外の家電製品の購入」(12.6%)の順。

 現在の家計の状態は、「楽である」が46.4%、「苦しい」が53.6%とほぼ半々の結果となった。年代で見ると、20代、40代で「苦しい」の割合が高く、20代では収入の少なさが、40代ではローンや教育費が要因とみられる。

 現在の家計の中で支出や資産運用面の見直しを必要と「感じる」のは84%に上り、「感じない」の16.0%を大きく上回った。見直しの情報入手先(複数回答)は「インターネット」が68.8%と目立って多く、次いで「雑誌」(39.0%)、「新聞」(37.9%)、「テレビ」(36.7%)と続く。同社では、受け身の情報だけでなく、インターネットを通してより主体的に必要な情報を探す人が増えていると見ている。

 また、夫に内緒の資産(へそくり)を持っている主婦は、約44%。全体ベースで平均約100.4万円、持っている人の平均は230.2万円で、年代が上がるにつれ額は高くなる傾向に。700万円以上というツワモノも2.8%に上る。

グラフ

 ちなみに、将来夫がリタイアした後は、子供に資産を残すより自分たちの生活をエンジョイするために使いたい人が約7割を占めており、リタイア後に充実した生活を送るために必要な資金は、平均3311万円。世代間のつながりが希薄な昨今、親も子も自分の人生を楽しむことにお金を使いたいと考えているようだ。

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