「生成AIを日常的に使う時代が来た」──AI処理に適したWindowsパソコン「Copilot+ PC」18日発売(2/2 ページ)
Copilot+ PCの“4つの新機能”
Copilot+ PCが持つ新機能として「ペイント」アプリに備えられたAIによる画像生成・編集機能「Cocreator」がある。生成したい画像のイメージをテキストで入力し、手書きでラフなイラストを描くと、それらの情報からAIが仕上げし、イラストを自動生成してくれるというものだ。
AIによる仕上げは「創造性」という項目にあるスライダーで調整可能。少しだけAIにアレンジしてもらう状態(=オリジナルのイラストに近い状態)から、より多くの部分をAIにブラッシュアップしてもらう状態まで自由自在に補正できる。また油絵や水彩画、アニメーションなど、画風を指定することも可能だ。
他にも「フォト」アプリ内に「Image creator」という画像生成機能を新たに搭載。例えば「海辺の風景」などのプロンプトを入力することで、AIがそれに合った画像を複数枚自動生成してくれる。
画像生成機能以外にも、資料探しをアシストする新機能「Recall」もある。これはPCで以前見たメールやWebページ、画像など、過去に作業したときに表示したほぼ全ての画面を検索する機能。Microsoftはこれによって、資料などを一から探す手間がなくなり、作業を素早く再開できるとアピールしている。
当初はこのRecall機能をCopilot+ PCの目玉機能として発表していたが、サイバーセキュリティやプライバシーを懸念するユーザーの声を受け、18日時点では一般ユーザーに公開しないことを発表している。まずは開発中の機能を先行提供する「Windows Insider Program」に参加するユーザー向けに18日以降から展開。そのフィードバックを受けて一般ユーザー向けの展開を始める予定としており、提供日時は明らかにしていない。
他にもCopilot+ PCでは、ビデオ通話などの際にカメラに写った人物などを自動調整してくれる「Windows Studio Effects」や、映像コンテンツの字幕を自動生成する「Live caption」などの機能も搭載。これらの機能やCocreator、Image creatorは、Copilot+ PCの初期状態から利用可能だ。
「生成AIを日常的に使う時代が来た」
17日に開催した製品説明会には、日本マイクロソフト執行役員兼常務の竹内洋平氏(コンシューマー事業本部長兼アジアゲームマーケティングリード)などが出席。2024年で入社19年目になるという竹内さんは、毎日仕事でCopilotを使っていると話して「生成AIを日常的に使う時代が来た」とアピールした。
もし今後、市場のほぼ全てのPCにNPUが搭載された際に「Copilot+ PC」という名称は陳腐化してしまうのか。この質問に対して竹内さんは「今後全てのPCにNPUが搭載され、市場の100%がCopilot+ PCになっていくかは、われわれもまだ判断しきれていない。今のところは『これはAI体験ができるPC』と分かりやすく訴求するために、Copilot+ PCというカテゴリーを設けている」と答えた。
また、現時点ではSnapdragon X Plus/Elite搭載のCopilot+ PCのみを展開しているが、他プラットフォーム向けの展開はどうなるか。日本マイクロソフトの業務執行役員である小澤拓史さん(コンシューマー事業本部モダンライフ戦略本部本部長)は以下のようにコメントした。
「まずこのタイミングでは、45TOPSを実現できるSnapdragonのチップセットを使ったデバイスを世に普及しているが、Windows エコシステム全体という観点において、引き続きIntelやAMDのデバイスというものが将来的に出てくるものだと認識している」(小澤さん)
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