「コロプラは画像生成AIを導入します」公表の背景は 同社の意図と実用のいま、CIOに聞いた(2/4 ページ)

「コロプラは画像生成AIを導入します」発表に至った背景

──IT業界を中心に生成AIは受け入れられつつある現状と思いますが、一方でSNSなどでは反感の声も多々見受けられます。今回「コロプラは画像生成AIを使っていく」と発表するに当たっても決断があったと思うのですが、どのような考えでGOサインを出したのでしょうか

菅井さん:言わずにAIを使うことも当然できたとは思うのですが、それもおかしいんじゃないかと。やはり何を使っているかを明確にすることで、クリエイターにもAIで加速したクリエイティブを世の中に自信を持って届けてほしいと思いましたし、会社としても説明責任があると思いました。

──発表後の反応は

菅井さん:「クリエイターを軽視しているのでは」「クリエイティビティを侵害されているのでは」「AIを安全に使えているのか」など、ユーザーを心配させてしまったのは大変申し訳ないと考えています。

 ただ、やはりAIはクリエイティブを向上してくれる、さまざまな分野の作家性や特別性を進化させてくれるものであると信じて、Stability AIとのパートナーシップを発表した経緯があるので、そこは知っていただきたいですし、お伝えできるとうれしいです。

社内の理解はどう得る コロプラの進め方

──社内への展開はどのように?

菅井さん:当初は社内では大きく(プロジェクトを)広げておらず、まずは一部のメンバーで進めていました。後に意図などを伝えるべく、発表のタイミングで私からビデオレターで社内にお知らせをしました。

──とはいえ、コロプラのように従業員数が多い会社だと、まだ飲み込めない方もゼロではないのではと思います。そういった社員の方々とはどのようなコミュニケーションを行っているのでしょうか

菅井さん:使いたくないという人は当然います。そういった人に対して、AIの利用を強要はしていません。ただ、使いどころによっては間違いなく便利だと思っているので、勉強会などを通して丁寧に説明・発信し、徐々にでも理解を深めてもらえるとうれしい、というアプローチを取っています。

photo 社内研修の様子

──ガイドラインの作成はどのように?

菅井さん:法務やセキュリティチーム、いわゆる情シスに当たる部門やデザイナー・エンジニアなどでタスクフォースのようなものを組成し、国のガイドラインなどを共有しつつ策定しました。

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吉川大貴

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