東方Project新作「錦上京」は生成AI使用 ネット賛否
同人サークル「上海アリス幻樂団」が手掛ける「東方Project」シリーズの新作ゲーム「東方錦上京 Fossilized Wonders.」。同作はシリーズ20作目で、節目の作品ということもあり、ファンから注目を浴びている。一方、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」などのストアページでは、開発に生成AIを利用していると明記しており、XなどSNSユーザーの一部から反発を浴びてもいる。
東方錦上京は8月発売予定。主人公をシリーズのメインキャラクター「博麗霊夢」「霧雨魔理沙」とし、ゲーム内容もオーソドックスな弾幕シューティングにするなど、原点回帰を意識した作品という。Steamや、ゲームなどのダウンロード販売サイト「DLsite」では体験版も配布している。ストーリーは以下の通り。
幻想郷に何かが起きていることは感じていた。
しかし、その事に気付く者は僅かだ。
明らかに異常な反応を見せていたのは、
聖域、すなわち山の麓に存在するアンタッチャブルな地と、
異変の力だった。
今まで解決してきた異変の力を纏って、彼女は聖域に挑む。
Steamストアページの表記によれば「一部の背景テクスチャに、AI生成コンテンツが含まれています。AIによってリアルタイムで生成されるものはありません」という。
生成AIの利用に対し、ファンの賛否は割れている。SNSには「特に気にしない」という人もいれば「AIが使われているなら買わない」とする声も。AIを利用している場合は明記が必要なDLsiteで、当初その旨の記載がなかったとして批判する声もあった。
ゲームと生成AIを巡っては1月、カプコンが米Googleの「Imagen 2」を利用していると、グーグル・クラウド・ジャパンが明らかに。5月7日には、コロプラが画像生成AIを活用した作品「神魔狩りのツクヨミ」を発売するなど、導入・活用事例の発表が続いている。他にも、Cygamesやレベルファイブも社内で生成AIを活用していることが明らかになっている。
しかし、それぞれの発表やメディアの報道に対する、受け手の反応は二分化している。例えば神魔狩りのツクヨミについても「ゲーム企業が生成AIを使うな」「AIが組み込まれたゲームは新鮮で楽しい」などの声が見られており、SNSは賛否両論だ。IT業界を中心に導入が進む生成AIだが、ゲームの作り手にとっては情報発信のかじ取りが難しい局面と言えそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「ほんだし」のラベルがAIでぐちゃぐちゃに…… 味の素、公式Xの投稿画像について謝罪
-
2
人型ロボが“人間超え”――助走なしで高さ2mのジャンプ、時速45kmで走行も 中国Unitreeが開発中の新モデルを公開
-
3
Claude、Codex、Qwen……そのAI用語、どう読む? 読み方クイズ30問
-
4
「データがない」「スキルがない」「発想が広がらない」 味の素冷凍食品は“3つのない”をどう解消した?
-
5
「MicrosoftよりGoogle」で6億円削減も? 舞鶴市、千代田区が明かすIT刷新とAI活用の成功法則
-
6
「Qwen3.8-27B」ウェイト公開 一部「Opus 4.6 Max」超えか ライセンスは商用可のApache 2.0
-
7
メルカリが明かす「Claude Code全社展開」「シャドーAI対策」を支える仕組み
-
8
現役組み込みエンジニアがAIを業務利用して分かったこと――期待と限界と現実解
-
9
中国の人型ロボ、自然すぎる歩き方に「中に人いる?」と話題に→開発企業が“中身”を公開、結果は……
-
10
“首無し”の人型ロボ、時速36kmで走る 「世界王者レベル」うたう、中国Unitree
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR