社内AIチャットが「ウマ娘」のスぺちゃん口調──Cygamesの生成AI活用法 「AIには“プランB”を学習させるべき」(1/3 ページ)
Cygamesは11月16日、技術カンファレンス「Cygames Tech Conference 2024」を開催し、基調講演で同社における生成AI活用の現状と展望を示した。取締役CTOの芦原栄登士さん、専門役員の金井大さん、技術顧問兼Cygames Research所長の倉林修一さんが、3000人規模の組織での実践を通じて見えてきた、生成AIの真の価値について語った。
社内AIチャット「Taurus」で実現する効率的な情報活用
Cygamesでは社内向けAIアシスタントサービス「Taurus」を開発・運用している。11月時点でChatGPT 4とClaude 3.5 Sonnetに対応しており、社内のナレッジベースとして運用している「Confluence」やスタッフ情報など、さまざまな情報と連携したシステムとなっている。
Taurusは単なる質問応答システムにとどまらない。社内向けのオウンドメディアや、社外にも公開している「Cygamesマガジン」とも連携。メディアに掲載した社員インタビューも集約し、新入社員からベテランまで、社内文化や業務ルールについて気軽に相談できる仕組みを実現した。
ユニークなのは、同社のゲームに登場するキャラクターの口調で会話できる機能だ。「『GRANBLUE FANTASY: Relink』のルリアや、『ウマ娘 プリティーダービー』のスペシャルウィークのような人気キャラクターの口調で回答することで、スタッフが質問しやすい雰囲気が生まれている」と金井さんは手応えを語る。業務上の質問でも、なじみのあるキャラクターが答えてくれることで、心理的なハードルが下がるという。
今後の展望として金井さんは、プロジェクト固有の質問に対して適切に対応できる仕組みを作りたいと語る。例えば、ビルドログの確認方法を尋ねられた際に、質問者の所属プロジェクトに応じた最適な情報を提供できるようにしたいとしている。
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