AIデータセンターは「圧倒的に供給不足」――ソフトバンクG後藤CFO、“バブル疑惑”を否定

 AI向けデータセンターは「圧倒的に供給不足だ」――ソフトバンクグループ(以下、SBG)の後藤芳光氏(取締役 専務執行役員 CFO兼CISO)は8月6日、同社の2027年3月期第1四半期連結決算(26年4月1日~6月30日)の説明会でこのように指摘した。AI向けデータセンター(以下、DC)への投資は適切との見方を示した。

後藤芳光氏

 SBGはASI(人工超知能)の実現に向け、主にAIモデル、AIチップ、AIインフラ、フィジカルAIの4つの領域に投資している。

 AIインフラ領域では3カ所でDCの構築を進めており、フランス北部のオー・ド・フランス地域圏では、5GW(ギガワット)規模のDCを建設する。第1段階として2031年までに450億ユーロ(8兆1900億円、1ユーロ182円換算)を投資し、3.1GW規模のDCを整備する予定だ。米国テキサス州でも米OpenAIに提供する予定のDCを建設中のほか、オハイオ州でも10GW規模のDCの構築を目指す。

 同決算説明会に登壇した後藤氏は、DC事業の推進について「今、世界的に必要だ」と説明した。

 「『バブルではないのか』という論も見られるが、明確な需給において圧倒的に供給不足であることは間違いない。それに応じたプロジェクトが次々と進行することは健康的な状態だろう。計算資源を確保できなければ、AI産業の成長スピードは鈍る」(後藤氏)

 今四半期の売上は2兆195億9100万円(前年同期比10.9%増)、税引前利益が5891億5000万円(同14.6%減)、純利益が3473億3000万円(同17.7%減)だった。

2027年3月期第1四半期連結決算短信(1/2)|決算短信
2027年3月期第1四半期連結決算短信(2/2)|決算短信
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