「ダウンロードフォルダでAIを使わないで」――セキュリティ企業が注意喚起 エージェントが攻撃者の指示に従いマルウェアインストールの恐れ(1/2 ページ)
ダウンロードフォルダに仕込んだマークダウンファイルを使ってユーザーのAIエージェントを悪用――イスラエルのセキュリティ企業Reboraはこのような攻撃を確認したとして、ダウンロードフォルダでエージェントを起動しないよう呼びかけた。
Reboraは顧客のコンピュータのダウンロードフォルダに悪意のある「AGENTS.md」(エージェントへの指示を記載したマークダウンファイル)を発見。Webサイトはユーザーの操作なくダウンロードフォルダにファイルを保存できる場合があり、同社は攻撃者がその仕組みを悪用していると10月22日(現地時間)に公開したブログ記事で説明している。
悪意のあるファイルが仕込まれたフォルダで米OpenAIの「Codex」や米Anthropicの「Claude Code」などのコーディングエージェントを起動すると、エージェントはファイルの指示に従って自身の構成を書き換え、マルウェアをインストールしたり、自身のログイントークンを外部に送信してアカウント乗っ取りを支援したりする恐れがある。
Reboraの検証では、悪意のあるファイルが仕込まれていた場合、Codexは90%以上、Claude Codeは約50%の確率でそのファイルの指示を実行したという。
同社は、今回の攻撃はエージェント向けの通常形式の指示ファイルを使っており、エージェントは仕様通りに動作しているだけなので「OpenAIやAnthropicが修正すべき点は何もない」とし、ユーザー側で以下の対策を実施するよう呼び掛けている。
- ダウンロードフォルダ(~/Downloads)でエージェントを起動しない
- 自分が書いた覚えのない指示ファイル(AGENTS.mdや「CLAUDE.md」など)がないか確認する
- 自身のコーディングエージェントに、覚えのないMCPサーバやプロキシ、APIエンドポイントへのアクセスが設定されていないか確認する
- エージェントがユーザーの承認を求めたり、サンドボックスで動作したりする設定を有効にする
- 上記の痕跡が見つかった場合、認証トークンが漏えいしているとみなし、既存のAPIキーやOAuthトークンを失効させ、再発行する
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