AIエージェントのカギは「ドラえもん」にあり? AI研究者・大澤正彦さんが語る“相棒としてのAI”(1/3 ページ)
“ドラえもん研究”で知られるAI研究者・大澤正彦さんが、2月18日に開催されたAIエージェントに関するオンライン講演イベント「AI Agent Day 2025」(AICX協会主催)に登壇。「ともにドラえもんをつくる」というテーマで、AIエージェント開発とドラえもんを作るための研究で得た知見の関係などを語った。
「ドラえもんを作ることをずっと目指して生きてきた」という大澤さんは、日本大学で准教授を務めている。ただの便利な道具としてのAIではなく、さまざまタスクを人とともに解決する“ドラえもんのような”AI・ロボットについて研究しているという。
そのために大澤さんが取り組んでいるのが、HAI(Human-Agent Interaction )と呼ばれる研究領域だ。HAIでは、人とAIを一つのシステムとして捉え、その最適化を試みる。
HAIの一例として、大澤さんは「弱いロボット」の研究を挙げる。この研究は、豊橋技術科学大学の岡田美智男教授によるもの。例えば、ショッピングモールのごみを掃除するという課題があるとする。ロボットだけで解決しようとすると、ごみとごみ以外を認識し、人に危害が及ばないようアームを制御するロボットが必要になるなど、コストや技術的な困難が伴う。
一方弱いロボットの研究では、ごみを拾う能力はないが、ごみらしきものを見つけると近づく「ごみ箱型」のロボットを作成する。ごみを拾おうともがくようなアクションをすると、周囲の人がロボットを助けたくなり、ごみを拾ってロボットのごみ箱に入れてくれるという。
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