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GWにAIの勉強はいかが? ChatGPTの“公式活用術”から話題の「MCP」まで 無料の教材・資料まとめ

» 2025年04月25日 12時00分 公開
[島田拓ITmedia]

 2025年のゴールデンウイーク(GW)がやってくる。暦上は飛び石連休となっているが、新年度の開始から約1カ月、疲れを取るためにゆっくりと過ごす人も多いだろう。一方、次々に新しい技術や知見が出てくる生成AI関連の動向にキャッチアップする良いタイミングでもある。そこで、企業が無料で公開しているAI関係の教材・資料を紹介する。

企業が無料で公開しているAI関係の教材・資料を紹介

 今回は、25年4月以降にITmedia AI+で取り上げた記事の中から、4点を紹介する。直近で話題になったものを集めた。

ChatGPT開発元が紹介する活用法とは

 米OpenAIは、AIに関する動画教材をまとめたWebサイトを公開している。ChatGPTの活用法や、動画生成AI「Sora」のチュートリアルなど、開発者向けに加えて教育関係者向けの教材を集約。いずれも会員登録をすれば無料で視聴できる。プロンプトエンジニアリングの入門・応用コンテンツや、教育者向けにAIの基礎を教える講座などがある。

米OpenAIが公開する動画教材サイト

(関連記事:OpenAIが動画教材サイト公開 ChatGPT活用法や教育関係者向けコンテンツなど

“AI界隈”が注目の「MCP」って何?

 KDDIグループでアジャイル開発事業を行うKDDIアジャイル開発センター(東京都港区)は、AIモデルと外部データソースやサービスをつなぐ規格「Model Context Protocol」(MCP)の初心者向け解説資料を公開している。資料は、同社の御田稔さん(テックエバンジェリスト)が公開したもの。MCPの利便性や、MCPの仕組み、自分のPCでMCPを試す方法などを解説している。

 MCPは米Anthropicが24年11月に発表した共通規格。25年3月には米OpenAIも対応する方針を示し、実質的な業界標準になる可能性が高まっている

資料「やさしいMCP入門」

(関連記事:“AI界隈”が注目「MCP」って何?──KDDI子会社の解説資料が「分かりやすい」と話題

サイバーエージェントによる“AI研究者”向けの研修資料も

 サイバーエージェントは、AI研究者向けの技術研修資料を公開している。同社のAI研究機関「AI Lab」の技術研修で使った資料。研究者のためのPythonコーディング上のテクニックや、テキストエディタ「Visual Studio Code」のおすすめプラグイン、英語論文の書き方などを、15種類の資料で紹介している。

AI研究者向けの技術研修資料を公開した「AI Lab」

(関連記事:“AI研究者”向けの研修資料、サイバーエージェントが無料公開 PythonやVSCode、論文の書き方まで網羅

AIコーディングってどうなの? エンジニアが語る“理想と現実”

 ジェイテックジャパン(東京都港区)は、AIコーディングの活用法などを紹介する資料を公開している。資料は、同社の高丘知央CTOが公開したもの。高丘CTOが、実際にAIコーディングアシスタント「Cline」を活用したコーディングを取り入れた経験に基づき、AIコーディングの利点や問題点を整理している。

資料「AIコーディングの理想と現実」

(関連記事:AIコーディングの“理想と現実”とは? エンジニアの実体験語る資料が話題 「AIは知識の代替ではなく増幅器」

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