AI画像生成アプリ「AIピカソ」などに携わるAIdeaLab(東京都千代田区)は5月29日、AIが自動で電話をかけて相手と会話し、アポイントの獲得を目指すサービス「AIテレアポくん」の提供を始めた。24時間365日、時間帯を問わず稼働し、1日数千件に及ぶ架電を実施。リアルタイムで相手の発言に沿って受け答えし、アポイントの獲得まで実行できるという。
AIテレアポくんは、商材や業界ごとのトークスクリプトを学習したAIを活用。複雑な商材の説明や、想定外の質問にも対応できる仕組みという。同社の音声合成技術により、抑揚や間の取り方、スピードなどの点で人間に近い話し声を再現したとしており、いくつかのデモ音声も公開している。
通話内で提案に興味を示した顧客の情報は、メールや電話でリアルタイムに営業担当へ共有。日時調整も自動で対応するという。通話内容は、全て自動で録音し、テキスト化して記録する。蓄積したデータの再確認や分析により、AIの機能を継続的に改善していくことも可能としている。
一方、XではAIテレアポくんの発表に対し「迷惑すぎる」など否定的な声も。中には「受ける方が大変」「『AIテレアポ断るくん』を開発しなければならないかも」など、電話の受け手の負担増加を懸念する指摘が見られる。
【修正履歴:2025年5月30日午前10時30分】記事掲載当初、タイトルに「『AIピカソ』提供会社から」と記載していましたが、AIピカソはAIdeaLab子会社のAI Picasso社提供のため、「『AIピカソ』の親会社から」に修正しました。
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