Anthropic、「Claude」で表や図のインライン表示をβ公開 無料版でも
Anthropicは、Claudeのチャット回答内で表や図、画像をインライン生成する機能をβ版として導入した。2025年9月に公開された「Imagine with Claude」がベースで、全ユーザーが利用可能。プロンプトに応じてAIが視覚化の必要性を判断する。
米Anthropicは3月12日(現地時間)、「Claude」のチャットの返答で、表組みや図、画像をインラインで生成して表示する機能をβ版として導入したと発表した。この機能は、昨年9月に「Imagine with Claude」としてリリースされたものだ。無料版を含むすべてのClaudeユーザーが利用可能になっている。
Anthropicは利用例として、「複利の仕組みを見せて」や「インタラクティブな周期表を生成して」というプロンプトを紹介している。
公式ブログのURLに「この機能を紹介する画像を描いて」と添えて尋ねたところ、以下のような画像が表示された。
この機能は初期設定で有効になっている。プロンプトで指示しなくてもClaudeがビジュアルが必要かどうか判断するが、「図として描いて」や「変化を視覚化して」などと指示することもできる。また、ビジュアル生成後、調整を依頼したり、さらに詳しく説明するよう指示することも可能だ。
なお、競合する米OpenAIのChatGPTと米GoogleのGeminiに「インタラクティブな周期表を生成して」と依頼したところ、ChatGPTはコーディングで生成して別タブで表示できるようにしたが、Geminiは「申し訳ありませんが、テキストベースのAIである私には、直接描画してインタラクティブな周期表を作成することはできません」と回答した。
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