「転落しないため」に:
しばしば批判される自己啓発ビジネス。ただ筆者は自己啓発自体には切実な必要性があると指摘。「啓発し続けなければ転落する」困難とは。
命令も強制も無いまま:
重要性が高まっている企業の健康経営。ウェアラブル端末で従業員の身体・精神状態を「管理」する企業も。善意に満ちた「健康監視社会」の行きつく先とは。
労働者の「見捨てられ不安」:
「生産性」に縛られる現代の労働者。そこには一種の「見捨てられ不安」があると筆者は指摘。この「呪い」から逃れた先に待つものとは。
訪れるアイデンティティーの危機:
コロナ禍で進むテレワーク。企業において筆者は「アイデンティティー」の問題が露呈すると指摘。日本の会社員たちの帰属意識の行方は?
非常事態が問うもの:
コロナ禍で社会を見る目が根本的に変化。中でも筆者は人間関係の問題が暴かれたと指摘。コロナ後も「人間性を疑う」レベルの上司や伴侶とあなたはつるむのか?
「生物としての人間」を無視してきたツケ:
新型コロナ拡大が人や世界のありようを変質している。特に「生物としての人間」を無視してきた企業社会に打撃。この便利な社会生活を真に破壊するものとは?
孤独は「人生を豊か」にするのか?:
隆盛極める「おひとり様」向けビジネス。しかし筆者は自己啓発的な危うさをそこに指摘。「本来望まぬ孤独」への不安を無かったことにしていいのか?
“環境少女”が世界で受けた真相:
地球温暖化の危機を世界に訴え脚光を浴びるグレタ氏。危機論の是非とは別にこうした「終末論」が人々を魅了する現実があるという。「破滅の未来」をなぜ人々は好んで消費するのか?
日常に抵抗無く忍び込む“倫理”:
息の長いブームが続く断捨離、「片付ければ人生も変わる」という言説が多い。筆者はそこに巧妙な「自己啓発」のメソッドをみる。
自己啓発やオンラインサロンと同じ商法:
大ヒット中の映画『ジョーカー』。筆者はそこに「アンチヒーロービジネス」の構図を見る。現状を変えずむしろガス抜きになっている点を指摘。
有名人サロンやN国も踏襲:
有名実業家やタレントなどが主催するオンラインサロンがいまだに盛況だ。筆者はその裏に「デジタル選民意識」の利用があるとみる。あの「N国」も巧みに操るそのビジネスモデルとは?
ビジネスの世界にもはびこる:
「N国」や「れいわ新選組」が選挙で躍進した。筆者はその根本にあるのが「不安マーケティング」だと分析。ビジネスでもはびこる「不安な庶民の利用」手法を斬る。