営業マンをはじめ、外回りをしているサラリーマンにとって、真夏の炎天下にスーツの上着を着用して歩くのは非常に苦痛だ。どれだけクールビズが一般化しようが、スーツの上着なしで取引先に出向くことは普通は有り得ない。業種にもよるだろうが、たとえ移動時は上着を脱いでいても、取引先の受付の手前ではビシッと上着を着込むというのが、一般的なスタイルだろう。
とはいえ、炎天下でスーツの上着を小脇に抱えて歩き回ると、腕の汗が上着ににじんでしまったりする。いくら商談時にビシッとスーツを着用していても、上着のところどころに不自然な汗がにじんでいるのは、格好の良いものではない。
今回は、そんな方のために「ブリティッシュハンガー」を用いた、上着のスマートな持ち歩き方を紹介しよう。
本製品は、一見シンプルな構造に見えて、さまざまな工夫が凝らされた携帯用ハンガーだ。本製品にスーツの上着をセットする手順は、大まかに3つのステップに分かれる。
まず最初に、上着を背中合わせに折り、肩と肩を合わせる。
次に、ハンガーのスリットに上着を通して、ちょうど腰の辺りの位置で二つに折る。
腕の部分を内側にするのがポイントだ。ここまでの工程で、上着がちょうど1/4の面積に折りたたまれた状態になる。
本製品のポイントはこのあと、最後のステップにある。上着の上半身部分を、上方のフックに向かってもういちど折り曲げ、襟のところについているタグをフックの根元に引っ掛けるのだ。これは何のためかと言うと、ひとつはハンガー本体を傾けた際の脱落防止、もうひとつは胸ポケットの内容物の落下防止である。正直、この仕組みさえなければ、市販のハンガーを改造して作れてしまいそうなものだが、そこはやはり市販のプロダクトだけあって抜かりはない。
以上の手順で、上着をコンパクトに折りたたんだ移動用ハンガーができあがる。カバンにぶらさげて持ち歩けば、荷物としてかさばることもないし、もちろん汗がにじむこともない。取引先に着いたら上着を着用し、ハンガーはカバンの中に放り込んでしまえばOKだ。ハンガー上部にはフックもついているので、出張で新幹線などの列車に乗る時は、上着をセットしたまま窓際に吊るしておける。
真夏の炎天下で上着が腕にまとわりつく不快感とは、これでおさらば。そろそろ梅雨明け――、夏本番を迎えつつある今、このアイテムとともに夏を快適に過ごしていただきたい。
製品名 | ブリティッシュハンガー |
---|---|
製造発売元 | 美産研究所 |
実売価格 | 1500円 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.