プロジェクタもPCもないところでPowerPoint顔負けのプレゼンをする3分LifeHacking

第5世代iPodのフォトスライドショー機能やテレビ出力機能を用いれば、PowerPoint顔負けのプレゼンテーションがPCレスで可能だ。

» 2006年08月23日 16時31分 公開
[kizuki,ITmedia]
第5世代iPodとAV出力ケーブルを用いれば、iPodに保存されているJPEGファイルに加え、音声や動画をテレビに出力することができる

 会議や商談などで本格的なプレゼンテーションを行う場合、プロジェクタやノートPCを用意するのが一般的である。しかし、そこまでの機材が準備できない場合もある上、プロジェクタやノートPCを客先まで持ち運ぶのは大変だ。

 こんな時は、第5世代iPodを使ってみよう。フォトスライドショー機能やテレビ出力機能を組み合わせることにより、大画面テレビを利用して、PowerPoint顔負けの効果的なプレゼンテーションを簡単に行うことができるのだ。

 用意するのは第5世代iPodと外部出力用AVケーブル。今回は、DIGITAL COWBOYブランドの「PodCOWBOY(DC-PC5GPA)」を使用した。これを使ってiPodとテレビを接続することにより、iPodに収めたJPEG画像やマルチメディアファイルを、テレビの画面で再生することができる。

 プレゼンの資料、つまりPowerPointのデータは1枚ずつJPEG画像に変換して、iPodに取り込んでおく。JPEGに変換するためのソフトはいくつか存在するが、今回はオンラインソフトの「PRTGRAPH」を使用した(業務利用は作者に連絡が必要だ)。インストールするとプリンタとして登録されるので、印刷を実行すれば任意のファイルをJPEG形式の画像で出力してくれる。JPEGファイルができあがったら、iTunes経由でiPodに取り込んでおく。

 あとは、iPodとテレビをAVケーブルで接続し、テレビ出力機能を用いてJPEGファイルをスライドショー機能で再生するだけ。PowerPointのようなアニメーション効果は使えないものの、ホイールを使って高速にページ送りが行えるなど使い勝手は良好で、動きもきびきびしている。また、JPEGファイルはもちろん、ビデオの再生も可能なので、プレゼンテーションの合間に製品のプロモーションビデオを再生するといった芸当も可能だ。iPodなので当然といえば当然だが、マルチメディアファイルの再生機能は充実しているといえる。

仮想プリンタドライバ「PRTGRAPH」。プリンタとして登録されるので、PowerPointに限らずさまざまなアプリケーションのデータをJPEG形式に変換できる
JPEG画像に変換したプレゼンデータを、iPodのフォトライブラリに登録したところ。スライドショー機能を用いることで再生が可能だ

 AV端子のついたテレビさえ確保できれば、ノートPCなどの機材なしに本格的なプレゼンテーションが行えるこの方法は、知っておくと非常に便利だ。なにかと接続のトラブルが発生しやすいノートPCとプロジェクタの組み合わせと違い、AVケーブル1本でつなげることから、プレゼンテーションで何らかのトラブルが発生した時のバックアップとしても役に立つだろう。

本日のレシピ
製品名 iPod
URL http://www.apple.com/jp/ipod/
価格 3万4800円(30Gバイトモデル)、4万6800円(60Gバイトモデル)※Apple Storeにて

本日のレシピ(その2)
製品名 iPod with Video用AVケーブル(プライバシーフィルタ付)「PodCOWBOY(DC-PC5GPA)」
URL http://www.digitalcowboy.jp/products/pc5gpa/index.html
発売元 DIGITAL COWBOY
実売価格 1480円

本日のレシピ(その3)
製品名 仮想プリンタドライバ「PRTGRAPH」
URL http://www.ksky.ne.jp/~yamama/prtgraph/index.htm
配布形態 オンラインソフト(業務利用は別途連絡)
作者名 yamama

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