おかげさまで、Biz.ID読者バトン「PDA、使ってますか」に多くの回答をいただいた。さっそく結果を発表しよう。
Biz.ID読者バトン「PDA、使ってますか」(8月29日の記事参照)は、初めての試みだったにも限らず、40件以上の回答をいただいた。参加してくださった皆様、ありがとうございます。
バトンを掲載してから1週間後の9月6日に集計作業に入ったが、はてなブックマークや各ブロガーの熱いコメント数々に圧倒されてしまい、遅れてしまったことをお詫びしておく。詳細は該当のはてなブックマークや、記事の最後に掲載する各ブログをご覧いただければと思う。なお、以下の集計データは9月6日時点のものだ。
OS | 端末 | 人数 |
---|---|---|
Windows CE/Mobile系 | W-ZERO3[es] | 5人 |
W-ZERO3(WS003SH) | 4人 | |
W-ZERO3(WS004SH) | 1人 | |
Axim X51v | 2人 | |
Sigmarion II | 1人 | |
iPAQ Pocket PC h1937 | 1人 | |
Palm OS系 | Palm m505(IBM WorkPad c505を含む) | 3人 |
CLIE PEG-TH55 | 2人 | |
Palm m515 | 1人 | |
Tungsten T5 | 1人 | |
Tungsten T3 | 1人 | |
Handspring Visor Deluxe | 1人 | |
CLIE PEG-TJ25 | 1人 | |
CLIE PEG-TJ37 | 1人 | |
CLIE PEG-NX60 | 1人 | |
CLIE PEG-NR70V/J | 1人 | |
ザウルス系 | SL-C1000 | 3人 |
SL-C3100 | 2人 | |
SL-C860 | 1人 | |
その他 | HandEra330 | 1人 |
CASIOBE-500 | 1人 | |
W-ZERO3([es]を含む)が10人と機種別では最多だった一方、OS別ではPalm OSユーザーが13人と根強い人気があることを示した。また、上記以外に併用派も少なからずおり、「普段はZaurus。自宅ではVGN-UX90Sをネット閲覧用に使っている」「W-ZERO3[es]を併用。特にPDAとしては利用していない」「W-ZERO3[es]は電話・ネット専用端末」などのコメントがあった。なお、こちらで上がったW-ZERO3[es]については、PDAとして利用していないようなので集計結果からは除外している。
また、今は利用していないとの回答も5件ほどあった。「PIMには携帯電話を主に使っている」「PDAの代わりにFOMA SH901iSの内蔵機能とjigブラウザを使用」「PDAの代わりに携帯電話を胸ポケットに入れ、ノートPC(シャープのMURAMASA)を持ち歩いています」と、携帯電話やノートPCなどを使っているようだ。
バトンでは歴代PDAのなかで最高のマシンを聞いた。以下、それぞれのOSで順不同に掲載した。
Windows CE/Mobile端末
Windows CE/Mobile系端末では、やはりというべきか、W-ZERO3を最高のマシンに推す声が多かった。「私の初めてのお相手。電話機能、無線LAN、オフィス関連の互換性、スライド式のキーボードなどを考えるとやはりW-ZERO3が最強なんじゃないかな」とのご意見もあった。ついで、Sigmarionシリーズ、モバイルギアといったところも人気。「初めて、実用的で常時携帯可能なマシンが登場したという感じでした」と、NECの初代モバイルギアを「時代を画するマシン」と評価する読者もいた。
Palm OS端末
Palm OS端末は大きく分けて、Palm派とCLIE派に分かれた。Palm派は現在でも利用しているユーザーが多いようで、「バッテリがへたってきているので、後継が欲しいところなのですが」(Palm m505ユーザー)や、「やりたい事は通信を除けば殆んど出来ている」(Tungsten T3ユーザー)など、実感のこもった評価が目立った。
一方、CLIE派からは「所有するPEG-T600Cと同サイズ、ほぼ同じ重量でクロック数2倍でDSP付きにパワーアップしたPEG-T650Cが最高の機種」などとスペックに言及する意見もあった。
Zaurus端末
Zaurusでは、SL-C1000を推す声が多かった。「キーボードによる入力のしやすさを考えると、SL-C1000が最高のマシンです」とキーボード入力のしやすさが評価されたようだ。
その他
その他には、懐かしい端末が並んだ。「やっぱりNewtonMessagePadでしょう」「IBMのPalmTop PC110は、過去のスペックになってしまいましたが、やはり手のひらサイズで完全なIBM PC互換機(というより純正IBMパソコン)でしたから……」「Jornada 720は仕事が忙しい時期(自宅は寝るだけ)にPCを使うことなく、単体でデスクトップ環境として使用していました。テキスト入力に関しては今でも行けると思います」と、それぞれのユーザーが思い思いのコメントを残してくれた。
さて、夢のPDAの項目だが、ここではマインドマップを使って、ご意見を最大公約数的にまとめたものを作成してみた。
このほかにも面白いアイデアとして「脳内埋め込みチップ型コンピュータ」とのご意見もあった。
「インターフェイスは脳神経直結、電源は血液をエネルギー源とした生体電池、外部機器とのインターフェイスは全てワイヤレスです。これなら操作性は完璧ですし、電池切れの心配も無く、盗難や紛失の恐れもありません。脳内埋め込みコンピュータが無理なら、せめて、電子デバイスと脳神経の間で直接やりとりするタイプのインターフェイスだけでも、将来実現してほしいです」
こうした“夢のPDA”案は今後、機会を見つけてシャープやソニーなどのPDAベンダーに意見を伺いたい。その結果もまたBiz.IDで公表していきたいと思っている。
最後になってしまったが、ご協力をいただいたブロガーの皆さんをご紹介したい。いずれのエントリーもPDAへの熱い思いにあふれている。ご興味のある方はもちろんPDA初心者の方もアクセスしてみてほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.