縦読と横読Biz.ID Weekly Top10

縦読というと、某巨大掲示板などで有名な“読み方”を思い浮かべる人もいるかもしれないが、新人の銀行マンが研修で教わるという重要なスキルだ。

» 2006年11月28日 23時34分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 今週のTop10では、1位が「レジで小銭をスムーズに支払う方法」、2位が「ものすごい速さで紙をめくる方法」と、日常のちょっとした作業をすばやく行うためのTipsにアクセスが集まった。

 ものすごい速さで紙をめくる方法では、2つの方法を紹介した。そのうちの1つが、筆者が大学の先輩(銀行員)からのアドバイスを受けた方法だ。

 この先輩によると、銀行では日常的にお札を勘定するため、いわゆる“札勘”のための研修まであるという。代表的な札勘方法は2種類で、「縦読(縦勘)」と「横読(横勘)」と言われる方法だ。縦読というと、某巨大掲示板などで有名な“読み方”を思い浮かべる人もいるかもしれないが、銀行でいう縦読とはお札を縦に持って次々と数える方法。銀行の窓口だけでなく、スーパーのレジで見たことがある人も多いだろう。

縦読(縦勘)のポーズ。もちろん筆者は数えられない。すでにどうやって手を動かせばいいのかも忘れてしまったので、ご存知の方はPeeVeeなどで動画を掲載して編集部まで教えてほしい

 最後のお札をパチンと鳴らしたりして、非常に玄人っぽいのが特徴。ただ、ちょっと難しい。筆者も教わったが結局マスターできなかった。

 一方、横読はお札を扇状に開いて数える方法。数える時は開いてずれたお札を5枚ごとにカウントすることで、1枚ずつ数えるよりもスピードアップできるというわけだ。ちなみにこのカウント方法いくつかパターンがあって、5枚ずつ数えるパターンのほか、1枚4枚1枚4枚――や、2枚3枚2枚3枚――のパターンなどがあるという。キレイにお札を扇状に開くには技術が必要だが、お札をカウントする方法はうまく応用できそうだ。

こちらは横読。本当は広げ方が難しいのだが……
5枚ごとにカウントすることで、1枚ずつ数えるよりもスピードアップ。ケアレスミスも防げそうだ

 たとえば、先日の記事にトラックバックしてくれたブログ「にっき(n-yoshi@lares)」による方法と組み合わせてはどうだろう。

 同ブログでは、紙をめくるのに「卓上に紙を置き、軽く握った手の中指の瀬の側で紙を押さえながら、そのまま手をクルクル回して紙をずらし、捲り易くする」方法を挙げていた。上記の方法で紙をずらすと、ちょうど扇が上下にくっついたようになる。そこで、その扇状の部分を5枚ずつ数えてみるといい。

「にっき(n-yoshi@lares)」では、紙をめくるのに「卓上に紙を置き、軽く握った手の中指の瀬の側で紙を押さえながら、そのまま手をクルクル回して紙をずらし、捲り易くする」方法を教えてくれた。個人的にも時々使う方法だ
扇状の部分を5枚ずつ数えてみると意外と数えやすい。すでにこうしてカウントしている人もいるかもしれない

 世の中にはいろいろなプロがいる。もちろんすべての技術をモノにすることは不可能だが、一部であっても真似できると意外なところで役立つのではないだろうか。

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