Virtual Earthで“大リーグ観戦ツアー”?

ゴールデンウィークに米国を訪ねる予定のある人はいるだろうか。Microsoft の「Virtual Earth」によって3Dで上空から見られる都市が増えている。訪れる予定のある都市が対応しているなら、事前に上空から見てみるのがお勧めだ。

» 2007年04月03日 23時11分 公開
[吉田有子,ITmedia]

 4月1日に開幕した2007年の大リーグ。ゴールデンウィークには「イチローの所属するシアトル・マリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドに行って野球を見る」という読者もいるかもしれない。「仕事があるし、そんな旅行はとても無理」という人にも“シアトル旅行”を楽しむ方法がある。

 米Microsoftの地図プラットフォーム「Virtual Earth」を使えば「横から」「斜め上から」「真上から」という3種類の角度で、球場や周りの建物などを立体的に見られるのだ。

 “3D都市”を見るためには、まずInternet Explorerにコンポーネントをインストールする。その後、英語版のLive Searchから「Maps」タブを選択し、見たい都市名を英語で検索ボックスに入力しよう。

立体的に見るシアトルの地図。中央下にセーフコ・フィールドが見える
近づくと、周辺にどんな道路や施設があるのかわかる
真上から見たセーフコ・フィールド
球場内に入ってみた。一塁側からの風景
[Ctrl]キーを押しながらカーソルキーを押すことで見る角度を回転できる。三塁側から見てみることも可能だ
野球を見るだけで帰ってはつまらない。シアトルのダウンタウンも訪問しよう
シアトル名物のスペースニードル

 Virtual Earthを使って、都市を3Dで見られるサービスは2006年11月にスタートした(2006年11月の記事参照)。開始当初は米国内の15都市が閲覧可能だったが、2007年4月現在、これが27都市に増えた。以下の表中に訪れたい都市がある人は、ネットから“事前訪問”してみるのもいいかもしれない。

3Dで見られる米国の27都市
アリゾナ フェニックス
カリフォルニア アーバイン
アナハイム
オレンジ
ガーデングローブ
サクラメント
サンフランシスコ
サンノゼ
トランス
ハンティントンビーチ
ロサンゼルス
コロラド デンバー
ジョージア アトランタ
テキサス アーヴィング
ダラス
ヒューストン
フォートワース
ネバダ ラスベガス
フロリダ マイアミ
ペンシルバニア フィラデルフィア
マサチューセッツ ボストン
ミネソタ ミネアポリス
セントポール
ミシガン デトロイト
メリーランド ボルティモア
ワシントン シアトル
タコマ

 このように米国の都市の3D化は進んでいる。一方で、木造の歴史的建造物と近代的なビルがコントラストをなしている京都など、日本の都市も3Dで見てみたいところだ。マイクロソフトによると「日本の都市の3D化も準備している。しかし、航空撮影などが必要になるため、実現時期は未定」とのことだ。

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