脳神経がつながるようにメモを取っていく「マインドマップ」の提唱者・トニー・ブザン氏が公認したマインドマップ作成ソフト「Buzan's iMindMap」。このiMindMapが、日本でも2月22日に発売されることになった。これまでもマインドマップを作成できるソフトは販売されていたが、公式ソフトの国内販売は初めて。
脳神経がつながるようにメモを取っていく「マインドマップ」の提唱者・トニー・ブザン氏が公認したマインドマップ作成ソフト「Buzan's iMindMap」。すでに2007年から英国で販売しており、平均で月間8000ダウンロードを記録しているという。このiMindMapが、日本でも2月22日に発売されることになった。これまでもマインドマップを作成できるソフトは販売されていたが、公式ソフトの国内販売は初めて。
発売元は、国内公認団体のブザン・ワールドワイド・ジャパン。実際の販売を担当するのはグループ会社のALMA VISTA。1月29日から先行予約を、2月22日には店頭でのパッケージ販売を開始する。価格は1万9800円。Windows XP/Vistaに対応する。Mac OS版も開発中だという。パッケージ版以外にも、ダウンロード版や電子黒板などのオフィス用品とのバンドル版などを提供する予定だ。
iMindMapの特徴は、ブザン氏が提唱するマインドマップの書き方をPC上で表現できること。マインドマップでは、中心に据えたテーマから派生したトピックを枝のように書き連ねていくが、ブザン氏によれば、この枝(ブランチ)をカラフルに描いたり、滑らかな曲線を使ったりするのがポイント。iMindMapでは定型のブランチのほか、マウスやペンタブレットを利用して手書き風のブランチも書き込める。また、ブランチごとの色の指定や、画像を追加することも可能だ。
ブザン・ワールドワイド・ジャパン代表取締役の神田昌典氏も、マインドマップのコツは、ブランチに色をつけたり、滑らかな曲線を使ったりすることだという。さらに「1つのトピックに1つのブランチ」「言葉とイメージの比率は6:4」なども付け加えた。「色や画像を多用することで、アイデアにつながる」ためだ。
なお、iMindMapで作成したマインドマップは、BMP/JPG/PNG形式の画像ファイルや、WordやPowerPoint形式のドキュメントファイル、PDFファイルとして書き出せる。また、Webページ用にHTMLファイルなどで書き出しも可能で、WordとWebページ用の書き出し時には、マインドマップのイメージとは別に階層構造も書き出すようになっている。
「イラストを多用するマインドマップは、漏れなく重複なく情報が集められるのが特徴」と神田氏。企業や教育機関などの法人やビジネスパーソンを中心に、3月までに5000本、2008年末までに1万本の販売を目指す。「次のバージョンでは、インターネットを使ったグループワークを実装し、時間と空間を超えてコラボレーションできるようにする」と抱負を語った。
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