書籍販売サイトで買った本のサイズが予想以上に大きくて驚いたことはないだろうか。実はサイズをあらかじめ確認する方法があるのだ。
Amazonなどで購入した本が届いた際、想像していたよりもずっとサイズが大きくて驚いた経験はないだろうか。多くの書籍販売サイトでは「○センチ×○センチ」という寸法を表記しているが、こうした数値だけで書籍のサイズをリアルに感じられる人はそう多くはないはずだ。その結果、文庫のつもりで買ったのに届いてみたら単行本サイズだったとか、新書は新書でもわずかに背が高く、本棚に収納できなかった、という“悲劇”が起こるわけである。
あらかじめサイズを知っておきたい場合に便利なソフトが「リアルサイズメーカー」だ。これは、利用中のPCの画面において1センチが何ドットに相当するかをあらかじめ登録しておくことで、画面上に「何ミリ×何ミリ」の面積をダイレクトに表示してくれるソフトだ。これを使えば、本の寸法を画面上でリアルなサイズで表示できる――というわけである。
使い方はちょっとアナログだが簡単。初回起動時に直線が表示される。この直線が何センチなのかを、画面に定規を当てて測って数値を入力するのだ。初期設定はこの1回限り。あとは任意のタテ×ヨコの数値を入力することで、本の実寸サイズが黒い四角で表示される。これによって、表示された瞬間に「あ、これは新書だ」とか「単行本にしてはやや背が高い」といったことが直感的に分かるというわけだ。
書籍以外にもいろいろ試してみよう。例えば携帯電話のサイトに「薄型12ミリ!」と書かれていても、常にケータイのトレンドを追っていない限り、これが本当に薄いのか、いまいちピンと来ないのが正直なところだろう。「リアルサイズメーカー」を使えば、12ミリという数値を入力することで厚みが実寸で表示されるので、あれ、思ったよりも厚みがあるんじゃないの? ということが実感できるわけだ。
いま話題のEee PCはどうだろうか。Eee PCの底面積は225×164ミリとされているので、これを入力してみると、画面にその面積が表示される。ちなみに筆者が想像していたよりはずっと小さかった。このように、実物が目の前になくてもサイズが把握できるというのは、大きなメリットだ。
機能はシンプルイズベストだが、それだけに汎用性も高く、インストールしておけば何かと便利に使える。寸法表示にいまいちピンと来ず、買い物に失敗した経験のある人は、試してみるとよいのではないだろうか。
ソフト名 | 利用料 | 対応OS | 作者 |
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リアルサイズメーカー Ver1.0 | 無料 | Windows Vista/XP/2000/Me/98/95/NT | キロ氏 |
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