全く新しいアイデアを思いつく必要はありません。既にあるものを見直すことで、見えてくるものもあるはず。アイデア出しが必要になったらこのリストを使ってみましょう。
※「オズボーンのチェックリスト」という名前で呼ばれることも。
無から何かを創造しようと思うとハードルが高いですが、こうやって、既にあるものから発想すればアイデアも出やすいですね。
本当にこんなことでアイデアが出るのかなと疑う方には、以下のシンプルなエクササイズを試してみてはいかがでしょうか。
定義できないということは、まず100%ないでしょう。例えば、アップルのデジタル音楽プレーヤー「iPod」も、それ以前に世の中にあった製品やサービスの“SCAMPER”で説明できるはずです。デイル・ドーテンが『仕事は楽しいかね?』という本で述べた「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」という言葉が実感できる、よいエクササイズです。またこれをやってみることは、その商品やサービスの新しさを具体的に分析することにつながります。
ちなみにscamperというのは「急いで(何かを)する」「跳ね回る」という意味。
本文中、*ListFreak(リストフリーク)というサイトに触れている部分があります。*ListFreakは2005年11月に開設したリスト収集・共有・活用サイトです。
*ListFreak - 世の中の知恵やコツを「リスト」で共有するサイト
株式会社アーキット代表、グロービス経営大学院客員准教授。「個が立つ社会」をキーワードに、個人の意志決定力を強化する研修・教育事業に注力している。起-動線など複数のサイトを運営。ネットメディアへの寄稿も多い。外資系コンサルティング企業時代にシリコンバレー勤務を経験。
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