携帯電話で利用したり、マインドマップ化したり、IMに統合したり、iPodに入れたり――Wikipediaを活用する10の方法を紹介する。
間違いなく、Wikipediaはインターネットで最も役に立つ、素晴らしい情報源の1つだ――しかし、皆さんがその可能性をフルに生かしていない可能性はある。自由に使えるWikipediaのコンテンツ基盤のおかげで、必要に応じたやり方で簡単に情報を利用できるようにしてくれる関連プロジェクトが多数生まれている。
バーでの論争を解決するために携帯電話でちょっと調べ物がしたいとか、Wikipediaをマインドマップ化したいとか、Wikipedia検索をメディアプレーヤーやIMに統合したいとか、あるいは単にもっと速くていい検索ツールがほしいのなら、以下のWikipedia活用法トップ10を読んでみてほしい。
みなさんのようなボランティアの寄稿者、編集者、誤植を見つける人、引用を追加する人、フォーマットを修正する人がいなければ、Wikipedia(訳注:日本語版はこちら)が成り立たないのは間違いない。恥ずかしくて編集に参加できないというのなら、Lifehackerに以前掲載されたWikipedia寄稿ガイドを読んでみてほしい。
このトップ10の中でおそらく最もシンプルだけど過小評価されている活用法は、Wikipediaの「Random Article」リンクだろう(訳注:日本語版はこちら)。このリンクはWikipediaの中で一番意外な場所に連れて行ってくれる。このリンクをブラウザのホームページに設定しておけば、ブラウザを立ち上げたときに、アオアシカツオ鳥の交尾の習性や、ケダルナート寺院の歴史を学ぶことができる。
Wikipedia CDには学童向けに選ばれた教育用の記事2500件が含まれており、無料でダウンロードもできる(訳注:要BitTorrent)。
Webページを読んでいるときに、そのページに出てくる事柄についてもっと詳しく知りたいと思ったら? 「Similpedia」(あるいはそのブックマークレット版)を使うと、ページの内容に対応したWikipediaの記事が一覧表示される。
(訳注:日本語版のWikipedia検索ブックマークレットは、たたみラボのものが便利。)
Wikipediaに書かれているものは、その分野の第一線の専門家が書いたものかもしれないし、実家の地下室で暮らしている切れ者が書いたのかもしれないし、何らかの形で個人的に情報を広めることに関心を持っている人が書いたのかもしれない。UCSCの開発者は、評判の良い寄稿者による編集はどれか、そうでないものはどれか(オレンジが濃いほど、信頼性は低い)を示すWikipedia向けの「Trust Coloring Tool」のデモを行った。このユーティリティは完成品ではなく(対応ページは数百ページ程度だ)、ユーザーの評判は情報の真偽を図る完全な物差しにはならない。
Wikipediaで誰が何を編集しているか詳しく知りたければ、IPアドレスから編集者の居場所を特定する「Wikiscanner」を使うといい(Wired誌はWikiscannerのデータから、特に恥ずかしいWikipediaの編集内容のリストを掲載している。たぶんこちらの方が面白いだろう)。
この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。