プリントアウトする手間がないのがメリット。書き込んで返信してもらいたいときや、地図を送るときなどに適している。必要に応じて拡大するなど、相手の読みやすさも考えて送るようにしよう。
複数枚送るときは、ページ番号を付けること。枚数が多い場合、送信前に先方の了解を得る方が無難。またファクスは、送る相手以外の目に触れることも考慮して書きたい。送信後は、電話などで着信を確認するとトラブル防止になる。
メールは記録を残したり、データを共有したい、複数の人へ同時に伝達したいときなどに使いたいツール。送信する場合、必要なことを凝縮して書き、あまり長くならないよう心掛けよう。通常の業務で送るなら、あいさつなども簡潔に。CC、BCC機能の活用も業務やコミュニケーションの効率アップの秘訣。ウイルスチェックをするなど、送信相手に迷惑をかけないようにするのは絶対に守るべきマナーだ。
また、メールを受け取ったら、返事は早めに書くのが礼儀。返事が必要なくても「了解しました」とメールを読んだことを知らせるようにしたい。
※参考資料:「ビジネス・マナーワークシート」(ザ・アール)
ビジネスレターは以下のような基本フォーマットに沿って書くといいだろう。
メール同様、簡潔に読みやすく書くのが原則。時候のあいさつなどを加え、温かみを出そう。封筒は会社のものを使い、あて名などは正確に、丁寧に書くこと。
※参考資料:「ビジネス・マナーワークシート」(ザ・アール)
※参考資料:「ビジネス・マナーワークシート」(ザ・アール)
- 通信ツールは、用件や緊急度により使い分ける。
- 姿の見えない者同士がやりとりをするので、情報を正しく送受信できるよう正しく丁寧に。
- 伝言を受けた内容は復唱して確認。メモを残すこと。
- ファクスやメール、ビジネスレターは簡潔に読みやすく。
『月刊総務』2008年4月号 総務のマニュアル「社会人の基礎力を高めるビジネスマナー講座」より
- とっさのニオイにシミに雨、あわてず乗り切る七つ道具
ビジネスマナーの基本の1つ、身だしなみ。出勤時にはカンペキでも、ニオイに汚れにシミに雨など、仕事中になんらかのアクシデントに遭遇するときもある。そんなときは慌てず焦らず一呼吸。カバンに忍ばせた七つ道具でササッと応急処置してしまおう。
- ワイシャツにツメ、“平日バタンキュー”をラクに乗り切る“週末一気法”
新しい環境で仕事し始める人、それを受け入れる人。4月は特に気を張る季節だ。深夜、仕事から解放されると“バタンキュー”な人も多いのでは。そんな“バタンキュー族”を救う――かもしれない簡単ワザを使い、ワイシャツなど身だしなみをラクに整えよう。
- オトナのファッションは「目立たぬように自己主張」
人間は中身が肝心……とはいっても、ビジネスシーンではまず外見で判断されがち。 とくに初対面なら、第一印象はきわめて重要だ。見た目で損をしないために、好感度の高いビジネスファッション、そして身だしなみの基本を押さえよう。
- 「相手のため」は「自分のため」、“愛され”マナーで差をつけろ
新社会人がデビューした。右も左も分からないまま、やれビジネスマナーだの仕事だのと、覚えることは山積みだ。仕事はもちろん大事。でも同じくらいマナーも大事――などと言われたところでピンをこない人も多いはず。“実技”に入る前に、この素朴な疑問を解き明かそう。