励まし合えば続けられる? 「健康仲間」に出会えるWebサービス3選近・楽・長で選ぶメタボ対策ツール(2/3 ページ)

» 2008年07月31日 23時15分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

ラクに健康管理をするなら、計測器を併用した「からだカルテ」

 走るのは面倒だし、いちいち計測したデータを入力するのも面倒――そんな物ぐさな人にピッタリなのが、計測器メーカーのタニタが手がける「からだカルテ」だ。

 からだカルテは、タニタの体組成計や赤外線機能付き歩数計などと連動して健康管理するWebサービス。それぞれのサービスにはタニタの計測機器がセットになっていて、メニューごとに付属の機器が異なっている。

メニュー 使用機器 ※月額使用料金
ライト 歩数計、リレーキー 1000円
スタンダード 体組成計、歩数計、リレーキー 1200円
アドバンスト 体組成計、歩数計、血圧計、リレーキー 1800円
光ダイエット 体組成計、レシーバー 1980円
※契約から2年間は機器がレンタル扱いとなる。2年を超えると機器が契約者の物になり、全メニューともサービス使用料が一律6カ月2000円になる。

 「ライト」「スタンダード」「アドバンスト」では、赤外線などでデータ蓄積した「リレーキー」をPCにつなぎ、PC上の「からだカルテ」に測定データを自動更新する。

 一方、「光ダイエット」では、無線通信でデータ蓄積した「レシーバー」からタニタのデータベース上に、測定データが自動蓄積される。レシーバーは100メートルまでの測定データを蓄積できるため、社食などに置く使い方も可能だ。

体組成計を中心に、左から時計回りにオプションの血圧計、レシーバー、歩数計とリレーキーのセット(左)。USB端子でPCにつなげる左側のリレーキーと、右側の歩数計は、赤外線でデータ通信する(右)

 タニタでは、「手間がかからなければ毎日、測定を続けられるはず」という考えのもと、からだカルテを開発した。

 最大の特徴は、ラクに自分の体の数値管理ができるところ。体組成計は台に乗るだけで、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、体内年齢、推定骨量が分かる。これらのデータは、レシーバーやリレーキーなどの蓄積器を介して、タニタのデータベースや自分のPCに送れるから、測定、データ入力、データ送信作業などの手間がかからない。

測定データの管理画面(左)とバーチャルウォーキングイベント画面(右)

 また、毎日続けるには「楽しさ」も必要とし、会員同士が交流できるサービスを提供している。

「Walk around the world」を合言葉に開催しているバーチャルウォーキングイベントは、歩数計のデータと連動して歩いた距離を競う。途中で自分がどの地点を「歩いて」いるか、順位は何位かがリアルに分かるようになっている。これまでカナディアンロッキーやグランドサークルなどを舞台に開催。現在は古代インカ文明遺跡のあるマチュピチュを「歩いている」という。

 さらに、歩いた距離は「からだカルテマイル」というポイントがたまる。貯めたポイントはは航空マイレージや買い物に使える。「私の健康日記」というブログ内でコメントし合ったりといったコミュニティも用意している。オプションの「からだサポート倶楽部」では、専門医による健康指導を個別に受けることができる。

 タニタは、2007年3月から「からだカルテ」のサービスを開始した。会員数は非公開だが、男性の割合が女性より若干多いという。今後は女性向けのサービスとも積極的に連動していく予定だ。

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