Googleで検索数が増えたキーワードを一覧表示するiGoogle用ガジェット「Google 急上昇ワード」がリニューアルした。「1日前」「1週間前」「1カ月前」の表示も追加。見逃したトレンドも後追いできるという。
グーグルは8月18日、直近20分以内のGoogleで検索数が増えたキーワードを一覧表示するiGoogle用ガジェット「Google 急上昇ワード」に、「1日前」「1週間前」「1カ月前」の表示も追加したと発表した。Googleモバイルでも利用できる。
企画・開発したグーグルの倉岡寛プロダクトマネージャーによると、Google 急上昇ワードは、その時々の話題となるキーワードの検索数が増えるので、トレンドを確認しやすいという。しかし、これまでは直近20分以内のキーワードしか表示しなかったため、ユーザーは、過去の急上昇キーワードを確認できなかった。
今回のリニューアルでは、忙しくてチェックする暇がなかった人や、うっかり見逃してしまった人などがさかのぼって急上昇キーワードを知ることができるよう、「1日前」「1週間前」「1カ月前」の一覧表示を加えた。
平日は時間に追われてトレンドチェックどころではないビジネスパーソンも、この追加機能を利用すれば、週末などに一気にチェックができる。「週末のワイドショー代わりにも使えるようにした」(倉岡氏)。
なお、記者会見中の2008年8月18日11時50分ごろに急上昇中だったキーワードは、「加藤雅也」。グーグルでは、その3時間前の8時半からTBSで放送された「はなまるマーケット」内の人気コーナー「はなまるカフェ」のゲストが、俳優の加藤雅也さんだったからではないかと推測している。
今後は、このように急上昇したキーワードがなぜ急上昇したか、その背景なども機械的に提示する機能を追加する予定。キーワードの自動カテゴリ分類機能なども加える見込みで、さらなるアップルグレードを目指すとしている。
グーグルではこのほか、動画共有サイト「YouTube」の動画プレーヤーで、企業広告を実験的に開始した。今後、プレーヤー内広告を強化する計画だ。
動画と広告のマッチングは、動画に付いたタグのテキストを読み込むコンテンツマッチや、YouTubeのカテゴリごとに指定するカテゴリマッチングで行う。なお、iPhoneからYouTubeプレーヤーにアプローチした場合は、広告は入らない。
現在、世界20カ国で配信するYouTube。モバイル版では、iPhoneを除くと日本からのトラフィック数が過半数を占めて世界1位だという。過半数を占める。なお、iPhoneを含めると米国が逆転する。PCでは世界第2位だという。グーグルは、YouTubeの広告により、ユーザーと各企業のコミュニケーションを高めるとしている。
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