遅延時の迂回ルートも検索できる――「駅探WEB」がリニューアル

乗り換え案内サービス「駅探WEB」では、事故・遅延時の迂回(うかい)ルートを検索できるようになった。検索可能な路線数も195路線から426路線に増え、検索範囲が大幅に拡大した。

» 2008年09月04日 16時29分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

 乗り換え案内サービスを提供する駅探は9月3日、「駅探WEB」を大幅にリニューアルした。事故・遅延時の迂回ルートが検索できるようになった。Internet Explorer 6/7、Firefox 2/3で利用できる。利用料は無料。

 リニューアル内容はこのほか、見やすいデザインへの刷新、携帯への送信設定の簡便化、タブ切替表示による操作性の向上など。また、検索可能な路線数を、東日本を中心とした195路線から全国規模の426路線まで大幅に増やした。

「駅探WEB」のトップ画面。あらかじめ登録した路線で遅延した場合、「運行情報」欄の路線名脇が、「なし」から「あり!」という赤いアイコンへと変わって表示される

 迂回ルートは電車の遅延が発生した時のみ検索可能だ。駅探WEBではあらかじめ登録しておいた路線の事故・遅延発生を、トップ画面内に赤色で「あり!」とアイコン表示する。

 通常の通り乗り換え検索でも、検索結果に「!」のマークが黄色く表示される。さらに「!」のアイコンをクリックすると、「詳しい情報を見る」や「迂回経路を探す」などを表示する仕組みだ。


(左)遅延発生時に乗り換え検索した結果画面(右)さらに迂回ルート検索をかけた結果画面

 駅探WEBでは、乗り換え情報を毎分更新。これまでJR東日本の時刻表関連情報を提供するJR東日本企画と、東京メトロを運営する東京地下鉄から情報提供を受けていた。リニューアルに伴い、西日本などの路線情報に強いレスキューナウを追加した。これにより、東日本中心の195路線から全国規模の425路線まで、サービス範囲を大幅拡大したという。

 なお、駅探ではモバイル版の「駅探★乗換案内」で同様の情報を提供している。モバイル版でも、終電逃しを防ぐお知らせメールサービスを付けるなど大幅リニューアルした。月額210円の有料サービス。こちらはNTTドコモ、au、ソフトバンクの各端末で利用できる。

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