プリンちゃんとターくんは、自分のチームに最適な1台を何に決めたのだろう。
前回も紹介したようにプリンちゃんは価格も安く、十分な性能を持つ沖データのA3カラーレーザー「C8600dn」を選択候補としたが本当に決めてしまっていいか悩んでいた。
だが最後は、DTP分野に強いという沖データの特色がポイントとなり決めたのだ。
そしてターくんは――モノクロプリンタとFAX複合機の2台を選んだ。複合機を追加したのは、途中で上層部から購入の指令が下ったためだ。
モノクロプリンタでは、15万円の予算ギリギリになるがモノクロに強いメーカーという、メーカー色が決め手となり、エプソンのA3モノクロレーザー「LP-S4500Z」を選んだ。
FAX付き複合機では、リコーの「IPSiO SP C221SF」を選んだ。FAX付き複合機では、ブラザー工業の「MFC9840CDW」とリコーの「IPSiO SP C221SF」のどちらにするか最後まで迷うことになった。ともに機能や速度に変わりはなかったからだ。そして決め手となったのはオプションの増設トレイ。トレイを増設するとMFC9840CDWが最大800枚給紙、IPSiO SP C221SFは最大900枚給紙。この100枚の差が決定打となったのだ。
とはいえ、2人の選んだ最適のプリンタは、あくまで彼らのケースに過ぎない。予算、機能、好みなどにより、あなたの部署にとって最適な1台は、2人とは違うものになるだろう。
そして、あなたの部署でも、ここまで紹介してきた予算、機能それぞれのポイントを押さえておけば、最終的に満足できるプリンタがピックアップできるようになるはずだ。もちろん予算の上限次第で選択の自由度は異なるが、ポイントが大きく変わるわけではない。しっかりとポイントを確認しながら、各々にとって最適なプリンタを選んでほしい。
なお、ここでは取り上げなかったが数百万円や数千万円の複合機、ソリューションシステムまで扱う京セラミタや富士ゼロックス、コニカミノルタなどの製品がダメだというわけではなく製品の価格が少々高価なためにリストアップされてないというだけだ。もちろん予算が潤沢なら、これらの製品を選んだ方が満足度は高いはずだ。
ドクトルP というわけで今回のポイントは――。
プリンちゃん やっと最適なプリンタが選べたわ。
ターくん だねー。最初はどうなることかと思ったけど、ホントよかったよ〜。
プリンちゃん&ターくん ドクトルP、本当にありがとうございます!
ドクトルP いやあ、最後にそう言ってくれて本当によかったよ。じゃあ、次からは私がいなくてもきっと最適な1台が選べるよね。
プリンちゃん はい! 任せてください。ね、ターくん。
ターくん のどもとすぎても熱さを忘れず……が、頑張ってみるよ。
ドクトルP やれやれ……。
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