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» 2009年01月15日 19時30分 公開

思わず実践したくなる!? 魅力的な代替案を考えてみる「チェンジ」するための3ステップ(1/2 ページ)

「今年こそダイエットする」には、「明日から」でなく「今すぐ」自分を変えればいいのです。それには実践したくなる魅力的な代替案を導入する必要があります。

[平本あきお(構成:房野麻子),ITmedia]

 自分や習慣など、なにかを変えることはできます。それには3ステップを踏みます。同時に、「明日から」「そのうち」ではなく、「変えるのは今」「変えるのは自分」などの3つの信念が必要になります。最後のステップ、3ステップ目を見ていきましょう。

禁酒はムリでも「ちゃんと食事」ならできそう――代替案を考える

 ここでは魅力的な代替案を導入します。古いパターンを止めるだけでは不十分で、新しいことをやらなきゃダメです。古いパターンを止めただけで、新しいことがインストールされていないと、また戻ってしまいます。

 ですからステップ2とステップ3は、同時進行になる場合もありますし、ステップを順に踏んでいく場合もあります。しかし、いずれにしても両方が必要です。

 先日、元柔道選手の石井慧選手の話をしましたが、セッションの中で「女々しい自分」と「飼い犬みたいな自分」を徹底的に演じてもらいました。そして「端から見たら、これ、笑えますね」と自分が見えるようになりましたが、これがステップ2の「思考、感情、行動のパターンを崩す」段階です。ここで徹底的に崩しました

 でも、そのままの状態で置いておくと、再び元に戻ってしまうので、「女々しい自分」から「したたかな自分」、「飼い犬みたいな自分」から「辛抱強い自分」に変えました。これがステップ3の「魅力的な代替案を導入する」段階です。そうやって、新しい自分(魅力的な代替案)をインストールします。具体的にやってみましょう。

代替案をインストール

平本 健康のためにお酒を買わないという代替案もいいですが、ほかに魅力的な代替案になることは、何かありますか?

房野 おつまみじゃなくて、ちゃんとした食事を先に食べる、でしょうか。ご飯とお味噌汁を用意すると、お酒の量は減りますね。

平本 いいですね。そんなふうにパターンを崩して新しい方法を入れます。お酒好きな人って、ご飯をちゃんと食べませんね。そして、延々飲んでしまうんですね。ご飯でお腹が膨れると、そんなには飲めませんね。豊島さんは、職場の人間関係をもう少ししっかりするために、何をしていきたいですか? お昼ご飯に一緒に行くとかはどうですか?

豊島 ランチもいいですが、なるべく仕事に集中したいので、ちょっとした会話に参加していなかったんですが、もう少し参加して、たわいもない世間話をすべきかなと。また、午前中は午後ほどせわしい雰囲気ではないので、朝の間にちょっとした世間話を振ってみるとか。

平本 いいですね。朝、新聞を見たりしてテーマを決めて「そういえばさ……」みたいな感じで話しかけると。

豊島 そうですね。あと、髪型や服装を変えてきた人がいたら、「髪、切りました?」とか「どこで買ったんですか?」と、話題に触れてみる。そんなレベルでいいので、会話の糸口を自分で探して、もう少し自分からボールを投げてみようと思います。

平本 今までは世間話をせずに席に座っちゃうけれど、とにかく2、3人に話をしなければ席に座らないという決まりを作るとかもいいですよ。あるいは、席に座ったら1分以内に隣の人に声をかけるとか。とにかく、まず、今までのパターンを崩さないとダメです。今までのように「おはようございまーす」といって席に座って、すぐ作業を始めてしまったら、もうできません。仕事に集中してからではお互いに声はかけにくいです。「ど、どうしたの?」みたいになりますから。

豊島 そうですね。1分以内に話をする、というのは入りやすいかもしれません。

平本 飲み会の誘いを断る場合だったら、例えば、断る理由を前もって10個ほど考えておいて、誘われた時にそれを順々に利用する、というように、やりやすい形にしておいてほしいですね。これを「上司だろうがなんだろうが、正面切って断るべき」とすると、できないことになるので、できる方法をちゃんと考えておくことも大事です。

豊島 はい。

平本 原さんは、自信がなくなったら、その状態をどうやって崩しますか? 

 とにかく身体を動かすことは、普段結構やっていますね。

平本 そうやってパターンを崩す。そして、新たなものを入れるとしたら?

 過去に自分がうまくやれた時のことを思い出したり、昔、母親から言われていた「ジュンならできる」という言葉を思い出していきます。

平本 今それをやってみてくれますか?

 (「ジュンならできる」という言葉を繰り返しつぶやく)

平本 そうしたら立ち上がって挨拶をしてみてください。

 「(ハキハキと)こんにちは、原ジュンイチロウです」

平本 それだけでも、気分が変わりますよね。

 はい、自信がみなぎってくる感じです。


 以上がチェンジするための最後のステップです。

 どうして今の状態を変えなくてはいけないのか。その理由を、身体/感情レベルで確認し、変わらないことでどんなにつらいか、変えることでどんなに良くなるかを、具体的に思い描きます。

 その際に大切なのが、「“今”、“私”が変えることが“できる”」という信念。そして、今までの行動パターンを崩し、新しい行動を導入します。これでチェンジできるはずです。

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