面白いサービスとかカッコいいモノを見つけたとき、これってどんな人が作ったんだろう? って考えたこと、ありませんか? どんな人がどんなところでどんなふうにお仕事したらそういうものができるのか、知りたいですよねえ。
知りたかったら突撃! 生まれついてのちゃっかり者、みっちゃんが気になる会社のオフィスにちゃっかりおじゃまして、どんなところだったかお伝えする「みっちゃんのオフィスちゃっかり訪問」。今回は初音ミク、涼宮ハルヒなどキャラクターの忠実な再現で人気を博す、「マックスファクトリー」さんの「figma」の企画制作部門にちゃっかりおじゃましてきました。ヒミツの工場みたいなオフィスで職人さんたちが熱心にお仕事してました〜。
北松戸駅から迎えに来ていただいた車に乗ること約5分。オシャレなビルが現れるものと思いきや、住宅街や倉庫の間をぬけて車が止まったのは、古い、ストレートにいうとボロっとした(ごめんなさい!)2階建ての建物の前でした。「ちゅ、駐車スペースかな……?」と思って見渡してみると、「マックスファクトリー」と縦書きの看板が!? 「おお……っ」。「figma」のイメージから、白くて近代的なビルを想像していたのですが、意表をつかれました。導かれるままに1階正面の自動ドアを入ると、いきなり事務スペースが出現。こ、これは大胆な……。
入口正面の壁に向かうデスクが4つと、入口のすぐ右脇に唯一フロアを見渡すように配置されたデスクがあり、そこにオーラを放つ男性が座っていました。交わした名刺を見ると……なんと! この方が社長の渡邊誠さん!! 社員は出入りする際に必ず社長の前を通るってことですね。いやあ、なかなかないレイアウトですね。
ここはもともとコンビニエンスストアだったところを改装したそうで、作業スペースには出入り口以外の窓がありません。窓がない上にシンナーを扱ったりするため、換気にはとても気を遣っていて、換気扇がいっぱいついています。8年前に移転してきた際に、あまりにたくさん換気扇を設置するので、ご近所の方から某宗教団体と間違えられたという笑い話も。間違えられたのも納得です。
10人ほどいる原型制作の社員さんたちは集中している様子で、かなーり静かです。あまりに静かなので緊張しないのかしらと思ったら、みなさんイヤフォンで音楽を聴いてました。ぶっちゃけ、コミュニケーションが苦手なタイプの人が耳にイヤフォンをつっこんで黙々と作業をしているイメージがあったので、「その通り!!」と思ったのですが、違いました。
作品を1人で仕上げるということはなく、チームプレーなのだそうです。もっといい作品に仕上げるためにみんなで集まって意見を出し合ったり、隣の人の作業をみてワザを覚えたりすることもあるとかで、コミュニケーションを遮らないようにパーティションも設けていません。複製や塗装の作業スペースでも、みなさん作業の手を止めて気軽に取材に応じてくださり、とても気さくでした。イヤフォンはあくまで作業に集中するためだったのですね。わたし、間違ったイメージを持ってましたね。ごめんなさい……。
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