フィンランドのインディーズゲーム作者、Petri Purho氏が先日公開した、フリーのシューティングゲームがちょっと面白い。さて、このゲームの開発に使われた「あの文房具」とは?
どこにでもペタッと貼れて、いらなくなったらすぐ剥がせる――。ポスト・イット、便利ですよね。たぶん机の引き出しに、誰でも1個(1束?)は入ってるんじゃないでしょうか。
そんなポスト・イットを意外な用途で使っているのが、こちらの「Post I.T. Shooter」というフリーゲーム。フィンランドのインディーズゲーム作者、Petri Purho氏が先日公開したもので、画面を構成するドットのかわりに、ポストイットを敷き詰めて背景やキャラクターを表現しているのが特徴です。
内容は次々現れるインベーダーをショットで撃って倒していくだけのシンプルなものですが、ストップモーションムービーのようなグラフィックを自分で動かせるのはかなり新鮮。これまでにもポストイットを使った映像作品などはありましたが、ゲームとして動かせるのはこれが初めてではないでしょうか。
操作は方向キーで自機の移動、スペースキーでショットの発射となっています。インベーダーたちはショットが当たるとちゃんとそこから崩れていき、中央にある「目」のような白い部分にショットが当たれば倒せる仕組み。敵によっては「目」がやたら小さかったり、ぶ厚い壁に守られていて、ある程度掘り進まないと「目」にショット届かなかったりと、けっこうゲームとしても考えられています。手や足の部分をいくら撃っても、暴れるだけでかえって倒しにくくなってしまうので、なるべく「目」の部分だけをうまく狙っていった方が倒しやすいみたいですね。
ちなみに本作、7日間という期限の中で、どれだけテーマに沿ったゲームを開発できるか競う「Experimental Gameplay Project」というイベントに参加するため作られたものだそう。YouTubeには作者自身によるメイキング動画も投稿されていますので、興味がある人はこちらもぜひ目を通してみてください。
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