Firefoxアドオンに対応、Lunascape 6.0α公開

Lunascapeは、Webブラウザ「Lunascape 6.0α」を公開した。Firefox 3.5で利用できる6000以上のアドオンに対応しており、Firefox 3.5ですでに使用しているアドオンをそのまま引き継ぐことが可能だ。

» 2009年10月14日 13時06分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 Lunascapeは10月14日、Webブラウザ「Lunascape 6.0α」(コードネーム ORION)を公開した。テスト版として公開するもので、Windows 2000/XP/Vista/7、Server 2003で利用できる。


 Lunascape(バージョン 5.x以降)は、Internet ExplorerのTridentエンジン、FirefoxのGeckoエンジン、Safari/ChromeのWebKitエンジンを搭載した“トリプルエンジン”のWebブラウザ。最新版のバージョン 6.0αでは、Firefox 3.5で利用できる6000以上のアドオンに対応した。Firefox 3.5ですでに使用しているアドオンを、そのまま引き継ぐことが可能だ。

従来版から対応していたInternet ExplorerアドオンとLunascapeアドオンに加え、新たにFirefoxの6000以上のアドオンに対応した。画像はアドオン「FoxTab」をLunascape 6.0αで実行したもの

 新たにWindows 7にも対応し、ユーザーインタフェースも従来版から一新した。「シンプルで分かりやすく、基本的な操作を迷うことがない」という新スキン「ORION」を追加し、Netbook向けにWebページの表示領域を広くした「Cool」スキンも用意。Firefoxアドオンを追加すると、そのアドオンに関連するメニューボタンをツールバーに自動で追加する機能も搭載した。なお、FirefoxのアドオンはGeckoエンジン使用時のみ利用でき、Tridentエンジンに対応するInternet ExplorerアドオンやLunascapeアドオンとの併用はできない。

新たに追加したスキン「ORION」

複数ページを同時に表示する「カスケード表示」も強化し、同一のページを3種類のレンダリングエンジンごとに表示できるようになった。表示の違いが一目で確認できるため、Webページ開発などの用途に利用できるという

 Lunascapeは、「ユーザーにとっての目的は、Webブラウザではなくその先のコンテンツを体験することであるはず。Lunascape 6.0αは、Webブラウザの違いを意識せずに、すべての機能を利用できる“統合ブラウザ環境”として開発した」とコメントしている。

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