マウスがあれば十分? マルチタッチ機能搭載PC、7割が「必要ない」

Windows 7に実装したマルチタッチ機能。その認知度や必要性について聞いた。アイシェア調べ。

» 2010年01月27日 15時25分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 「マウスがあれば十分」「画面が汚れる」――Windows 7に対応したマルチタッチ機能。アイシェアが、同社の会員にマルチタッチ機能の認知度について調査した。有効回答者数は437人(男性:58.8%、女性:41.2%/20代:30.4%、30代:30.7%、40代:38.9%)。

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 マルチタッチ機能を搭載したPCについて、61.3%が知っていると回答。男性は66.9%で女性の53.3%を13.6ポイント上回った。しかしマルチタッチ機能を使えるPCを「持っている」人は3.4%にとどまった。

 マルチタッチ機能搭載PCを持っていない人の中で、マルチタッチ機能を今後使いたいと答えた人は33.6%(「大いに使いたい」「どちらかというと使いたい」)。3人に1人は興味を持っており、特に男性(36.3%)と40代(38.3%)で割合が高かった。

 PCのマルチタッチ機能の必要性を聞くと、「大いに必要」が4.1%、「どちらかというと必要」が25.2%、合計で29.3%が「必要」と答えた。男性(31.1%)が女性(26.7%)より多く、40代で32.4%とほかの年代より「必要」とする割合が多い。

 マルチタッチ機能搭載PCについて、認知者の34.7%が「必要」と答え、非認知者(20.7%)に比べ、マルチタッチ機能搭載PCの必要性を感じている。なお、「必要ではない」としたのは「どちらかというと必要ではない(40.7%)」と「まったく必要ではない(30.0%)」を合わせた70.7%だった。

 それぞれの理由を自由回答形式で答えてもらったところ、「必要」とした人では、「操作の幅が増えて便利」「直感的に操作できる」「パソコン操作に詳しくない人にも使いやすそう」と機能を歓迎する声が目立った。

 一方「必要ではない」とした人では「マウスがあれば十分」「今の機能で不自由を感じていない」など操作上必要性を感じないとの理由のほか、「画面が汚れる」といった意見も散見された。

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