フェンリルは10月18日、最新版のWebブラウザ「Sleipnir 3.0」の特徴や搭載予定の機能を公式ブログで紹介した。使い勝手に直結する機能を搭載したWebブラウザとして開発しており、「正式提供は年内を予定している」(フェンリル)。
Sleipnir 3.0では、複数のタブを「タブグループ」としてまとめられる。検索結果は「検索結果グループ」として自動でまとめたり、常に開いておきたいタブを「ピンタブ」として表示したりできる。「タブを開きすぎて目的のタブを見失う」ことが少なくなるとしている。
Firefoxと同じレンダリングエンジン「Gecko」を搭載する。これによりSleipnirの機能やプラグインと同時に、Firefoxの拡張機能も利用できるようになる。「Firebugなど、Web制作者やデザイナーに人気のあるアドインも利用可能だ」(フェンリル)
フェンリルのファイル管理ソフトウェア「FenrirFS」と連係し、お気に入りに追加したWebページをラベルで管理できる。複数のラベルを設定することも可能で、気になるWebページをラベルでクリッピングし、後で整理するといった使い方も可能になる。
アドレスバーや検索バー、オプション画面などのユーザーインタフェースも大幅に改善する予定。Geckoエンジンでの動作を確かめられる「Sleipnir Gecko Preview Ver.」をダウンロードできるWebサイト「Next Sleipnir いざ、チェックメイト」も開設した。
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