次にスキャニングしたファイルを見やすくするためにAdobe Acrobatを設定する。ポイントは2つ。プロパティと開き方だ。
まずスキャンしたファイルを開き、メニューを[ファイル]→[プロパティ]とたどって、[開き方]のタブを開く。そしてページレイアウトで[連続見開きページ(表紙)]を選択して「OK」をクリックする。
また[詳細設定]の[読み上げオプション]で、[綴じ方]の項目を[左]にしておく。
プロパティ画面を閉じたら、メニューの[表示]から[ページ表示]の項目で[連続見開きページ]をチェックする。同時に[見開きページモードで表紙をレイアウト]にもチェックが入っているかどうか確認しよう。
ここまでできたら、いったんファイルを保存してから綴じる。そして再び開けば、見開き表示になっているはずだ。
ポイントは、プロパティと表示モードだ。仮に分からなくなっても、この2点をチェックすれば、元ファイルがきちんとスキャンされていれば見開き表示にするのは、難しくないはず。これらの設定をすれば、見開きで書いたシステム手帳のページがPC画面上でも再現できる。
このように、リフィルやルーズリーフはドキュメントスキャナとの相性が抜群だ。また、S1500やiX500といったScanSnapの他機種でも基本的には同じ手順でスキャニングして、AdobeAcrobatで見開き表示できる。とくにiX500の25枚/分という性能は、大量にノートをとる人にはありがたいだろう。手元に保管されているルーズリーフやリフィルなどがあればぜひこの方法でスキャンしよう。
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