見たくないサイトを効率的にブロックできる、Google Chrome用の拡張機能を5つ紹介しよう。ドメイン単位のほかURLごとに指定できたり、ブロックする時間帯を指定できたり、NGワードに対応していたりと、どの拡張機能もバラエティに富んでいる。
デマを繰り返し発信したりコンテンツを無断盗用しているサイト、注目を集めるために挑発的な言動を繰り返しているサイトなど、ネット上にはあまり目にしたくないサイトが少なからずある。日ごろこうしたサイトはなるべくアクセスしないようにしていても、うっかりリンクをクリックしてしまった経験は多くの人にあることだろう。
ウイルスの配信やフィッシングを目的としたサイトなど、明らかに犯罪行為にまつわるサイトであれば検索エンジン側でブロックされることも多いし、Googleが提供しているChrome用の拡張機能「Personal Blocklist」を使って検索結果に表示しない設定もできるが、SNSやメールを経由してURLが伝わってきた場合には、これらの方法はまったく無力だ。
こうした場合、PC側でブラックリストを用意して遮断するのがせめてもの自衛策といえる。フィルタリングソフトを用いる方法もあるが、今回はさらに手軽な方法として、Chromeで利用できる、サイトブロック機能を持つ拡張機能を5つ紹介しよう。どれも機能に特徴があるので、自分の目的に合ったものを使ってみてほしい。ほかのブラウザで同等機能を持ったアドオンを探す場合にも参考になるだろう。
ブロックしたいサイトを2回のクリックでブロックできるのが「Blacklist」だ。対象サイトを表示した状態でツールバー上のボタンをクリックし、表示されるポップアップをもう一度クリックすればサイトがブロック対象に追加される。ブロックを解除する際も同じ手順で解除できる。
手軽な反面、ブロック済みのサイトをリストで管理する機能を持たないので、ブロックしているか否かは実際にそのサイトにアクセスするまで確認できない。またブロックはドメイン単位となっており、下層のページ単位では行えない。
機能的には最小限に抑えられているが、そのぶん分かりやすく手軽に使え、操作を迷うこともない。ネックがあるとすれば、対象サイトを表示した状態でクリックして追加する仕組みゆえ、最低1回は対象サイトにアクセスしなくてはならないことだろうか。手軽さを最優先したい人向けの拡張機能だ。
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