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» 2013年05月16日 08時00分 公開

「世界で通用する人」って、どんな人?世界で通用する人がいつもやっていること(2/3 ページ)

[中野信子,Business Media 誠]

抱え込んでしまっては、いい結果は残せない

book 『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)

 実はこの方法、よい結果を出すには、非常に理にかなっています。まず、自分が苦手なところをフォローしてもらうためには、他の人を頼りにします。人は誰かに頼りにされると嬉しいものなので、基本的には喜んで引き受けてくれます。

 一方、自分が得意なことには、自分の能力をフルに発揮します。結果的に、自分にも協力した人間にも、素晴らしい成果がついてきます。

 これは、Sさんが自分の得意分野を「誰にも真似できないレベル」にまで高めていたからこそできることでもありました。「どんな仕事でも60点レベルで無難にこなせる」より、「この仕事を90点以上のハイレベルでできるのは自分だけ」というものを徹底的に活用するわけです。

 そして、「自分では30点以下のレベルでしかできない」ことは、「90点以上のレベルでできる人」を探してきて、その人に任せればいいという考え方です。

 この方法は、何でも1人でやろうとする「ゼネラリスト傾向」の強い日本人にはやや抵抗があるかもしれません。ですが、ちょっと思考法を変えるだけで、誰にでも実行できる方法でもあるのです。

 そして、結果的に自分も相手もいい思いができる。さらに「あの人ってすごいね!」と、高い評価を受けることにもなるのです。

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